「なぜ14億人にいて才能のある11人を選べないのか」中国サッカーの問題点を韓国メディアが鋭く指摘!「天文学的なカネを注ぎ込んだとしても…」

2023年01月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

「世界のサッカーファンが首を傾げている」

2026年のワールドカップ出場を目ざす中国代表。アジア枠が増えたとはいえ、簡単なミッションではなさそうだ。(C)Getty Images

 韓国メディア『NEWS1』が「2026年のワールドカップに中国代表は出場できるか」というテーマのコラムを掲載している。

 出場国が32から48に拡大する26年のW杯は、アジアの枠も4.5から8.5へ増加する。同メディアは「中国がW杯本選に進出する可能性がこれまで以上に高まる」としつつ、こう綴っている。

「26年の北中米W杯で出場国数を48か国に増やしたのは、巨大な中国市場を狙ったFIFA(国際サッカー連盟)の戦略だ。中国が本選に進出すれば、たとえグループステージで脱落したとしても、FIFAとしては二兎を一度に掴むことになる。歴史的な興行収入とサッカーの底辺の拡大だ」

 同メディアは、中国共産党の習近平主席が2015年に「私の夢は、中国がワールドカップを開催し、ワールドカップに出場し、ワールドカップで優勝することだ」と宣言し、中国政府が2025年までに5兆元を投資してサッカーの発展を進めているが、「結果は壊れた船に水を注ぐようなものだった」とバッサリ。「中国のサッカーが弱いのはなぜか? 世界のサッカーファンが首を傾げている。人口が14億人を超える国で、サッカーで才能のある11人を選べないというのか」と指弾している。
 
 記事は、「中国がスポーツで世界の頂上を極めた種目を見てみよう。卓球、水泳、アーチェリー、ダイビング、バドミントン…ほとんどが個人スポーツだ」と指摘。こう続けている。

「中国には激しい身体的運動を気にする永遠の歴史的伝統がある。中国人は激しい運動は寿命を短縮させると信じている。中国には早朝サッカーというものがない。老若男女は公園に出て、ゆっくり動く太極拳を楽しむ。ここに一人っ子政策が火をつけた。どうして可愛い皇帝のように育てられた男子がフィジカル勝負の激しいサッカーをするだろうか」

「中国の成人男性は体格でも劣勢だ。 韓国と日本の男性よりも落ちる。その原因の一つが牛乳の消費量である。定住民族の漢族は体質的に牛乳をよく消化できない。中国人の一人あたりの牛乳消費量は年間15キロ。韓国の33キロ、日本の30キロの半分だ ちなみにイギリス人は102キロだ」

「ここに高い喫煙率も加えられる。中国は喫煙に寛大な社会だ。韓国の監督たちが中国に行って驚いたのがロッカールームで選手たちがタバコを気軽に吸う姿だという。サッカーの基本はスピードで、喫煙は肺活量に致命的だ」
  
 同メディアは、4つ増えたワールドカップのアジア枠を、ベトナム、タイ、インドネシア、イラク、UAE、レバノン、バーレーン、クウェート、シリアなどが死に物狂いで狙いにくるだろうと主張。「しかし、天文学的なカネを注ぎ込んだとしても、中国人はサッカーに必死ではない」として、厳しい見立てをしている。

 東南アジアのサッカーのレベルが向上するなか、中国は2002年以来、6大会ぶりのW杯に出場できるだろか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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