「古橋を超えよ!」セルティック入団が目前に迫る韓国代表の新鋭FWを母国メディアが激推し!「彼には高さと強さがある」

2023年01月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

韓国サッカー界の近未来を担う大型ストライカー

セルティック入団が秒読みのオ・ヒョンギュ(右)。エース古橋の牙城に挑む。(C)Getty Images

 日本人選手6名を擁するセルティックに、韓国代表ストライカーが新たに加わる。

 現地1月21日、英放送局『Sky Sports』は韓国Kリーグ・水原三星に所属するFWオ・ヒョンギュがグラスゴー入りし、すでにセルティックでメディカルチェックに臨んだと報道。問題がなければ週明けにも完全移籍の正式発表がされるだろうと伝えた。

 現在21歳のオ・ヒョンギュは韓国サッカー界で将来を嘱望される俊英で、年代別代表チームにも常に選出されてきたエリートだ。185センチの長身を利したダイナミックなプレーが身上で、2022年シーズンのKリーグで13得点を挙げて一気に名を揚げた。カタール・ワールドカップの最終登録26名からは漏れたものの、大韓サッカー協会は将来を見据えてオ・ヒョンギュを帯同メンバーに指名。チームの一員として12年ぶりの決勝トーナメント進出を間近で経験し、歴史的瞬間を体感した。

 セルティックのCFは日本代表FWの古橋亨梧がファーストョイスで、今シーズンはここまで17得点(全公式戦では20得点)を記録してリーグ得点ランクのトップに立っている。2番手がギリシャ代表の長身FWギオルゴス・ギアクマキス。だがこちらは、冬の移籍市場で退団する可能性が高まっているという(噂に上がる移籍先は浦和レッズ、カディス、ボルドーなど)。

 そのギアクマキスの後釜にと、セルティックが最初に白羽の矢を立てたのは、同じ韓国代表でカタール・ワールドカップで2得点を決めたFWチョ・ギョソンだった。しかし所属する全北現代との交渉は不調に終わり、次善の候補だったオ・ヒョンギュにターゲットを切り替えたと見られている。
 
 当然、オ・ヒョンギュに対する韓国メディアの期待値は特大だ。専門メディア『Inter Football』は「日本人ストライカーと先発の座を争うことになる」と銘打ち、若きストライカーがスタメンを張れる可能性を模索した。

「セルティックでオ・ヒョンギュは先発を狙えるか。チームのシステムは4-3-3で、現時点でのセンターフォワード型は古橋とギアクマキスのふたりだけだ。そのうち後者は退団が有力視されているため、古橋が唯一のライバルとなる。今シーズンは早くも17得点をマークするなど決定力は抜群。スピードとドリブル、ボールコントロールに長け、守備も上手い。

 だが、古橋は170センチと身長が低い。オ・ヒョンギュが持ち味である高さとフィジカルの強さを活かせば、チームの良きオプションとなれ、いずれは古橋を超えられるはずだ。先発奪取は十分に期待できる」

 リーグ連覇を狙うセルティックは目下、2位レンジャーズに9ポイント差をつけて首位を快走中。かつて横浜F・マリノスを率いたアンジェ・ポステコグルー監督の下で、古橋のほか前田大然、旗手怜央、井手口陽介が籍を置き、今冬からは新たに岩田智輝と小林祐希がスカッドに加わっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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