「吐き気を覚える」ユベントス、不正会計による勝点15マイナス処分に怒りの声!「イタリアサッカーは病んでいる。常にユーべだけが代償を払う」

2023年01月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

他の8クラブについては無罪

厳しい処分が下されたユベントス。スクデット争いからは事実上脱落したことになる。(C)Getty Images

 イタリアを代表する名門に厳罰処分が下された。

 イタリアサッカー連盟は1月20日、2020年から2021年にわたる不正会計疑惑問題で、ユベントスに勝点15の減点処分を科したことを発表した。処分が確定すれば、今季のセリエAで37ポイントと3位につけるユベントスは、同22ポイントで10位に転落。来季のチャンピオンズリーグ出場ラインと12ポイント差になる。

 また、元スポーツディレクターのファビオ・パラーティチには2年半、アンドレア・アニェッリ元会長とマウリツィオ・アリバベーネ元CEOには2年、フェデリコ・ケルビーニSDには1年4カ月、パヴェル・ネドヴェド元副会長には8か月の職務停止処分が科された。

 一方で、この問題で起訴された他の8クラブについては無罪となっている。

 判決理由の公表後、30日以内にイタリア五輪委員会への控訴が可能だが、ユベントスはすでに控訴する意向を声明で発表した。
 
「カルチョポリ」と言われる2006年の不正スキャンダルでクラブ史上初のセリエB降格を命じられて以来となる衝撃的な処分を受け、イタリア紙『Gazzetta dello Sport』はユベントスやその他クラブのサポーターのSNSでの反応を伝えている。

「チームを引き上げろ」
「イタリアで選手を獲得するのはもういい。無期限でかん口令だ」
「イタリアサッカーは今夜終わり。君らが負けるのを見られてうれしかった」
「ヨーロッパリーグで優勝すればどちらにしてもチャンピオンズリーグに行ける」
「ユベントスはしかるべきように自分を守るべきだ。2006年のときとは違って。極限的な決定をもってしてでも、とことんいくべきだ」
「先週の金曜は5-1(でナポリがユベントスに勝利)。今日の金曜は勝ち点15の減点。数字の並びは変わったが、結果は変わらない」
「まだこの人たちを信頼するのか? イタリアサッカーは病んでいる。常にユベントスだけが代償を払うんだ。ずっとそうだった。もう十分だ!」
「ユーベだけ15ポイント減点で他クラブは無罪。また別のカルチョポリだ。今回も闘わずしてオレたちを放っておくなら、スタジアムがガラ空きになると保証する」
「子どもたちの夢が勝った。ヴィチェンツァだろうが、ヴェローナだろうが、トリノだろうが、自分のチームの10番のユニホームを着てボールと眠りながら、タイトル獲得を願うことができる」
「まとめると、キャピタルゲインというのは、両クラブが合意したが代償を払うのはユベントスだけという市場取引の結果ということだな。今日からはより一層この国に吐き気を覚える。オレたちはもっとキレて戻ってくる」

構成●サッカーダイジェストWeb編集部 

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