サウジアラビアで年俸総額280億円を稼ぎ出すC・ロナウドが失ったもの「昨年末の移籍決定後に4.5%が…」

2023年01月20日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

マンUのファンが微増という興味深い現象も

ポルトガル語圏とスペイン語圏でのフォロワーが減っているC・ロナウド。(C)Getty Images

 アル・ナスル(サウジアラビア)への移籍によって、ポルトガル代表のFWクリスティアーノ・ロナウドが巨万の富を得るのは周知の通り。年俸総額は"史上最高"280億円ともいわれる。ただ、失ったものもあるようだ。ドイツ『Ran』など複数のメディアが報じている。

 CR7が失ったのは、ずばりSNSのフォロワーだ。『Ran』はデータサービスプロバイダー『CLV』による分析として、昨年末のアル・ナスル「移籍決定後、4.5%減少した」と伝えている。フォロー解除の動きがとりわけ見られるのはブラジルで、その人数は60万を超えるそう。ポルトガル語圏だけでなく、スペイン語圏での減少も顕著という。

 その一方で、昨年11月の退団で減少が予想されたマンチェスター・ユナイテッドファンのフォロワーが微増という興味深い現象も起きているようだ。
 
 同メディアは『CLV』のCEOを務めるニール・ジョイス氏の見立ても紹介。同氏によると、「ロナウドのSNSに背を向ける人たちは、いわゆる熱狂的なサッカーファンではありません。データがそう示しています。彼らは有名人のゴシップやファッション、ライフスタイルに興味がある」そう。そして、サウジアラビア行きによって「興味の対象から外れた」という。

 また、サッカーに興味を持っているフォロワーの数を比較すると、リオネル・メッシの96%に対し、ロナウドのそれは86%に留まるようだ。ジョイスCEOは「メッシのファンベースはもちろん、南米に根差していますが、アフリカにもしっかりと。ロナウドのファンはよりグローバルですが、スペイン語圏の市場に集中している面もあります」と解説している。

 もっとも、インスタグラムだけでも人類最多のフォロワー(23年1月19日現在、約5.3億人)を持つロナウドにとっては「500万減」など歯牙にもかけないことかもしれない。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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