その突破力は名手たちをも唸らせている。

　英メディア『THE BOOT ROOM』は１月17日、元イングランド代表DFのマイカ・リチャーズ氏が英公共放送『BBC』のラジオ番組で、ブライトンで躍動する三笘薫について賞賛したと伝えた。

「彼は鋭すぎるので、対戦したくないね。ウインガーと対戦する時、私はいつも最後まで（動きを）見るようにしていた。彼は非常に頭が良く、機敏なんだ」
 

　マンチェスター・シティなどで活躍した右SBは、「彼はディフェンダーに向かって走り、内側に入ってきて、その時、ミッドフィールダーが後ろで素早くボールを回す。ボールがどこに行くかを見ている間に、彼（三笘）は後ろを走っている。 捕まえるのはとても難しいんだ」と続けている。

「彼は決して動きを止めない。いつもディフェンダーがなりたくない状況にするんだ。右利きで左サイドでプレーしているウインガーと対峙する時、内側に入って来たら、（右SBは）自分の仕事はもう終わったと思い、センターハーフや守備的ミッドフィールダーにマークを受け渡すことになる。しかしミトマはその後、誰もマークしていない位置で、非常に鋭いワンタッチとツータッチのパスを出したり、ドリブルで抜き去ったりするんだ」

　スピードとフィジカルに長け、１対１に強かったリチャーズ氏も、三笘を止めるのは困難だと考えているようだ。
　
構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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