この冬、岩田智輝は横浜F・マリノスからセルティックへと移籍した。アンジェ・ポステコグルー監督の下でグラスゴーに渡った６人目の日本人選手だ。

　かつて横浜でポステコグルーの右腕を務めたモンテディオ山形のピーター・クラモフスキー監督は、岩田を指導していない。だが、Jリーグの昨季MVPに輝いた25歳の能力に太鼓判を押している。

　セルティック専門サイト『67 HAIL HAIL』によると、クラモフスキーは今月の英紙『Times』で「イワタは素晴らしい補強だ。セルティックでプレーするのを見るのが待ち遠しい。エリート級の運動能力で、フィジカルレベルは素晴らしい。モビリティも非常によく、技術的にも優れている」と話した。

「アンジェとセルティックのスタイルにスムーズにフィットするだろう。彼には勝者のメンタリティもある。セルティックで場違いになることは絶対にないだろう」

「すぐにセルティックのシーズンに貢献する用意ができていると思う。同時に彼も成長に飢えているのは間違いない。考慮すべきは、彼が直前までオフシーズンだったということ。おそらく試合に向けてレベルを高めるのに短い期間が必要だろう。それでも、彼はフィジカルマシンだがね」
 

　ポステコグルーの就任以降、セルティックでは古橋亨梧や前田大然、旗手怜央が活躍してきた。この冬、小林友希や岩田の獲得に踏み切ったのも、日本人選手への評価が高まっている証拠だ。

　クラモフスキーは「セルティックファンやスコットランドサッカー界は、日本サッカーのレベルを理解したと思う。サッカーや気質、個性という点で、トモキががっかりさせることはないだろう」と話した。

「非常に良い補強と証明するだろう。疑いない」

　前田や旗手は昨年、日本でのシーズンを経て、欧州シーズンの途中でセルティックに加入し、確かな地位を築いていった。岩田もその後に続くことができるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
　
【動画】セルティックファンの前で英語で挨拶をする岩田智輝

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