マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が、現地時間１月11日に開催されるリーグカップ準々決勝、サウサンプトン戦を前に会見に出席。９日に現役引退を発表したガレス・ベイルを巡り、ジョークを炸裂させた。英紙『Mirror』が伝えている。

　33歳の元ウェールズ代表FWは、サウサンプトン、トッテナム、レアル・マドリー、ロサンゼルスFCでプレー。17年に渡るキャリアの中で、マドリー時代の３連覇を含む５度のチャンピオンズリーグ制覇をはじめ、チーム・個人で数々のタイトルを獲得した。

　また、代表でも不動のエースとして活躍し、111試合・41ゴールという圧倒的な成績を残している。

　51歳のスペイン人指揮官はこれまでバルセロナ、バイエルン・ミュンヘン、そして現在のシティと、メガクラブを率い、数々のスーパースターの指導に当たってきたが、そんなウェールズの至宝と共闘する機会は訪れなかった。
【画像】現役引退を電撃的に発表したベイルの投稿。過去在籍クラブの懐かしい写真も

　ただ、ベイル獲得に近づいたことはあったのか。記者からそう問われると、グアルディオラ監督は「（金額が）高すぎる」と冗談交じりに答え、こう続けた。

「なんて選手なんだ。ファンタスティックなキャリアで、多くのものを勝ち取った。彼はウェールズ代表として100以上のキャップを刻んだんだ。そして今、彼は素晴らしいゴルファーになるだろう」

　数年前には、玄人はだしの腕前を持つベイルを公然とゴルフに誘っていた指揮官は、「そのオファーはまだ有効か」という問いに対しては、前向きな姿勢を見せている。

「彼は忙しかったけど、今は時間があるかもしれないね。また誘ってみるよ」

　現代サッカーきっての名将に太鼓判を押されたベイルが、本格的にクラブを握ることはあるのか。セカンドキャリアに注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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