「怒りを感じる。戦えよ」低迷するチェルシーにOBの元フランス代表DFが憤慨!「ガッツも勇気もプライドもない」

2023年01月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

「シュートしたぞ」と揶揄する声も

ここ2か月で2勝と窮地に陥っているチェルシー。(C)Getty Images

 ここ2か月で勝利したのはわずかに2試合とあれば、批判が殺到するのは避けられない。

 1月8日、チェルシーはFAカップ3回戦でマンチェスター・シティに0-4で敗れた。前半だけで3失点しての完敗に、サポーターらは怒りを露にしている。

 チェルシーはリーグ戦ここ8試合で1勝しか挙げておらず、10位と低迷中だ。チャンピオンズリーグこそグループ首位通過で決勝トーナメントに駒を進めたが、リーグカップとFAカップではいずれもシティを相手に初戦で敗退を余儀なくされた。

 周知のように、今季のチェルシーは9月にトーマス・トゥヘル前監督を解任し、ブライトンで名を上げていたグレアム・ポッター監督を引き抜いた。だが、就任当初こそ公式戦5連勝などを記録した新指揮官だが、以降は苦しい状況が続いている。
 
 英紙『Daily Mail』によると、この日マンチェスターのスタジアムを訪れたサポーターからは、トゥヘル前監督や前オーナーであるロマン・アブラモビッチの名前を叫ぶチャントが飛んだとのこと。またシュートを放つと「シュートしたぞ」と揶揄する声も投げかけられたそうだ。

 元イングランド代表のアラン・シアラーも、英公共放送『BBC』で、チェルシーのパフォーマンスを「哀れ」と表現。「受け入れられない」と批判した。

「彼らにどれだけケガ人がいるかは関係ない。それでもギアを入れることはできる。だが、彼らはそれをしていない」

 また、チェルシーOBのフランク・ルブーフは、『ESPN』で「ミスター・ポッター、もう十分だ。何かを変える必要がある」と、指揮官交代を訴えている。

「私が知るクラブじゃない。欧州王者にはほど遠い」

「目にしたことにとても怒りを感じる。本当に敬意を欠いていると思うよ。少なくともファンが誇れるようにするためのことを何もしていない。戦えよ」

 元フランス代表DFは「これほど低迷したチェルシーを見たことがない」と、チームを酷評した。

「選手たちに意欲がなく、ガッツもない。クラブカラーのために戦う勇気もない。プライドがないんだ」

 試合後、快勝したシティのジョゼップ・グアルディオラ監督は、チェルシーがポッター監督に時間を与えるべきだと主張した。周囲がフラストレーションを募らせている中、指揮官とチームは事態を好転させることができるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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