「イ・ガンインはいい選手だったのに、悪い見本なので放出しろと」バレンシア前指揮官の衝撃告白に韓国憤慨!「ゴミのようなチームだ」「差別じゃないのか?」

2022年12月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

「突然放出しろとプレッシャーを掛けた」

カタールW杯でも切り札として活躍したイ・ガンイン。(C)Getty Images

"韓国の至宝"を巡る発言に母国が揺れている。

 バレンシアの前指揮官で、ヘタフェ時代には久保建英も指導したホセ・ボルダラスは先日、『Plaza Podcast』でバレンシア時代を振り返るなかで、21年夏の就任時に所属していた韓国代表MFイ・ガンイン(現マジョルカ)について、次のような事実を明かした。

「彼を見たとき、私は素晴らしい選手だと言ったが、彼ら(バレンシアの幹部)は『彼はグループの悪い見本』なので、放出しなければならないというメッセージを送ってきた」

 この発言をバレンシアの地元紙『Superdeporte』などが報じるなか、韓国のスポーツメディア『Sportal Korea』は12月26日、「イ・ガンインが出て行くように圧力をかけた。衝撃の暴露」と題した記事を掲載した。

 同メディアは「バレンシアの下部組織出身のイ・ガンインはプロデビューを果たし、順調に成長していた。しかし、十分な出場機会を与えられず、出場しても微妙なタイミングで交代させられるケースが多かった。こうした状況に移籍の話が来ても、バレンシアはイ・ガンインを出そうとはしなかった」と敬意を綴った。

「その後もバレンシアはイ・ガンインを冷遇した。そして突然、監督に圧力が掛かった。移籍を阻止していたバレンシアが突然イ・ガンインを放出しろとプレッシャーを掛けたのだ」
 
 そして、「バレンシアを去ったイ・ガンインはマジョルカに移籍し、主力として大活躍中だ。イ・ガンインの活躍のおかげで、下位に低迷していたマジョルカは今シーズンに中位まで上がってきた。バレンシアがイ・ガンインの代わりに連れてきたマルコス・アンドレは適応に失敗した」と痛烈に皮肉っている。

 この報道に、韓国のファンも憤慨。「人種差別じゃないのか?」「あと2年早く出るべきだった」「バレンシアはゴミのようなチームだ」「バレンシアから凄いリベンジ弾を決めた時は痛快だったな」「出してくれてありがとう」「私たちにとってバレンシアは過去のものだ」といった怒りや皮肉の声が続々とあがっている。

 望まないかたちで育ったクラブを離れたイ・ガンインだが、今シーズンのバレンシア戦でゴールを決めた際は喜ばず、古巣へのリスペクトを示している。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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