【J1マッチレポート】浦和×川崎│ハイレベルな好ゲーム! 痛恨ドローで浦和は“自力年間優勝”が消滅

2015年11月07日 塚越 始(サッカーダイジェスト)

次の最終節・神戸戦、浦和は勝つことが“逆転年間1位”の条件に。

先制点を決めた興梠。この日はシャドーに入った。写真:石倉愛子

 浦和が1-1で川崎に引き分けた。この結果、次の最終節、浦和の自力での"年間V"はなくなった。広島に得失点差で12も離されているため、事実上、浦和が神戸に勝ち、広島が湘南に敗れることが条件。

【J1 PHOTOハイライト】浦和 1-1 川崎
 
 立ち上がりから浦和がテンポよくパスを回して主導権を握る。CFで先発したズラタンをターゲットに、関根、宇賀神の両WBも効果的に連係に絡む。川崎に手も足も出させなかった。
 
 とはいえアウェーチームもこの日トップ下に入った中村、ボランチの大島らにボールが入ると、途端に凶暴性が増す。数少ない機会を見て、ストッパーの武岡、車屋までも前線に繰り出す。
 
 13分に武藤、26分に車屋と両チームが決定機を作り、やや川崎にペースが傾き出したと思われた28分、前掛かったアウェーチームの最終ラインの連係ミスを突き、ボールを奪った興梠がGKを嘲笑うかのようなループシュートを沈める。
 
 しかし、川崎もワンチャンスを逃さない。44分、大島のパスをゴール前で受けた森谷が反転からDF槙野をかわし、シュートをねじ込む。1-1の同点で前半を折り返す。
 
 後半、両チームともに早い段階で選手交代のカードを切り、2点目を狙いに行く。しかし、浦和は途中出場の選手が思うように機能せず、川崎は田坂が二度のビッグチャンスを逃すなど詰めを欠いた。
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