【J1展望】2ndステージ・16節|鹿島-横浜|好調の上位2チームによる、優勝戦線生き残りをかけた決闘!

2015年11月06日 サッカーダイジェスト編集部

鹿島――最高のチーム状態で“お得意様”を迎え撃つ。 

故障者/鹿島=土居、ジネイ 横浜=ラフィーニャ、仲川、喜田 出場停止/鹿島=なし 横浜=なし

J1リーグ 2ndステージ・16
鹿島アントラーズ-横浜F・マリノス
11月7日(土)/14:00/県立カシマサッカースタジアム
 
鹿島アントラーズ
2ndステージ成績(15節終了時):2位 勝点31 10勝1分4敗 27得点・16失点
年間成績(32試合終了時):7位 勝点53 16勝5分11敗 54得点・41失点
 
【最新チーム事情】                 
●3年ぶりにナビスコカップを制覇した勢いをリーグにつなげたい。
●5年ぶりに金崎が代表復帰。柴崎は1年2か月ぶりに落選。
●4連勝中の"お得意様"横浜を、優勝への踏み台にできるか。
 
【担当記者の視点】
 首位広島を勝点3差で追う鹿島は、第2ステージ制覇へ向けて2連勝しか狙っていない。
 
 チーム状態は最高だ。1週間前のナビスコカップ決勝でG大阪に3-0で完勝。攻守とも最後まで主導権を握り続け、下馬評を覆して国内17冠目を達成した。シュート数24本-5本、CK数12本-2本。MVPに輝いた小笠原が全3得点に絡んだうえ、中盤のセカンドボール争いでも圧倒。36歳の老獪さが、若いチームの成熟度を飛躍的に向上させた。
 
 そのなかで攻撃陣を引っ張ってきた金崎が10年10月以来、約5年ぶりに代表へ返り咲いた。ハリルホジッチ監督から「決勝で効果的な仕事をした。ヘディングも強い。センタリングを有効に利用できる選手」と評価された能力を横浜相手にも発揮したい。
 
 一方で柴崎が落選。ブラジル・ワールドカップ後、常連となっていたが初めて招集を見送られた。ただ単に外されただけではなく、同監督から「もっとできると言いたい。パーフェクトにトレーニングを続けてほしい」と奮起を促されている。期待に応えるには、所属クラブで活躍するしかない。
 
 横浜はこのところ10戦負けなし(8勝2分)と絶好調で乗り込んでくるが、横浜戦4連勝中という好相性を盾に迎え撃ちたい。上り調子の相手を叩き、今季ふたつ目のタイトルに望みをつなげられるか。

次ページ横浜――刺し違える覚悟で、ボールが“落ち着かない”展開に持ち込めれば。

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