【J1展望】2ndステージ・16節|山形-清水|年間最下位は避けたい両者の意地が激突。降格決定も、守護神・山岸は「自分を拾ってくれたクラブ」のために全力を尽くす

2015年11月06日 サッカーダイジェスト編集部

山形――ディエゴはふた桁ゴールに到達できるか。

故障者/山形=伊東、松岡 清水=杉山浩、三浦、八反田、河井、M・デューク
出場停止/山形=なし 清水=なし

J1リーグ 2ndステージ・16
モンテディオ山形 清水エスパルス
11月7日(土)/14:00/NDソフトスタジアム山形
 
モンテディオ山形
2ndステージ成績(15節終了時):17位 勝点10 1勝7分7敗 9得点・23失点
年間成績(32試合終了時):17位 勝点24 4勝12分16敗 23得点・47失点
 
【最新チーム事情】
●ウイングバックは右がキム・ボムヨン、左が高木利という組み合わせか。
●清水からレンタル中の高木純は契約上、出場できない。
●怪我でリハビリ中の伊東は部分練習に合流。同じく負傷していた松岡もピッチに顔を出しているが、今季の公式戦復帰は厳しいか。
 
【担当記者の視点】
 前節の神戸戦に敗れ、J2降格が決定。とはいえ、ここで気落ちすることなく、最下位の清水を迎えるホーム最終戦(今季のリーグ戦)で白星を飾りたい。
 
 もはや失う物はないのだから、持ち味のハイプレスを武器にアグレッシブなサッカーを展開したいところだ。火の玉ウイングバックのキム・ボムヨン、縦への推進力に長けたR・フランクらがチャンスメーカーとして機能すれば、複数得点も狙えるだろう。
 
 もうひとつの見どころは、ここまで9ゴールのディエゴがふた桁に届くか。最前線で身体を張るブラジル人ストライカーの出来も、勝敗を左右するポイントになりそうだ。
 
 またチームの大黒柱である守護神・山岸は「自分を拾ってくれたクラブ」のために最後まで全力を尽くす覚悟だ。数多くのビッグセーブでピンチを凌いできた"山の神"のハイパフォーマンスも、勝利を掴むうえで不可欠だろう。
 
 前回の対戦では0-3から劇的な展開で追いついた山形。ホームでは、それを上回るエキサイティングな試合を期待したい。
 

次ページ清水――前回対戦の借りを返し、最下位脱出を狙いたい。

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