内田篤人の盟友・元ペルー代表ファルファンが現役を引退「美しいチャプターを終わらせる時」

2022年12月17日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

シャルケで通算53ゴール・69アシスト

12-13シーズンのCLガラタサライ戦でスナイデルと対峙するシャルケ時代の内田氏とファルファン。(C)Getty Images

 往年の名手がまた一人、現役生活に別れを告げた。ジェフェルソン・ファルファンだ。ペルー歴代6位の102キャップ、同2位の27ゴールを挙げたアタッカーは16日、自身のインスタグラムに次のように投稿した。

「大きな喜びと最大の夢を実現した。そして今、ボールに別れを告げ、僕の人生の美しいチャプターを終わらせる時が来たんだ。みんなの惜しみないサポートに、フットボールに感謝しているよ」

 母国の名門アリアンサ・リマでデビューし、オランダのPSVを経て、2008年夏にシャルケに加入したファルファンは、そのドイツのビッグクラブで長らく活躍。公式戦228試合に出場し、53ゴール・69アシストを記録した。
 
 とりわけ印象深いのは右サイドで縦関係を組んだ元日本代表DF、内田篤人氏との絶妙なコンビネーションだろう。その盟友と抜群の補完関係を築いたファルファンは2010-11シーズン、チャンピオンズリーグ準決勝進出の立役者となった。

 元スペイン代表のラウール・ゴンサレス、あるいは元オランダ代表のクラース=ヤン・フンテラールといったレジェンドのゴールを演出した高速突破からのクロスも忘れがたい。

 15年夏のシャルケ退団後、ファルファンはUAEのアル・ジャジーラ、ロシアのロコモティフ・モスクワを渡り歩き、21年3月からは古巣のアリアンサ・リマでプレーしていた。現在38歳、名手のセカンドライフに幸多からんことを。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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