シュティンドルをトップ下で起用。ゴールへの積極性が蘇る。
6節のアウクスブルク戦から無傷の5連勝。チームを瞬く間に立て直したのがシューベルト暫定監督だ。(C)Getty Images
昨シーズンのブンデスリーガで3位に入り、37年ぶりにCL本戦の出場権を獲得したボルシアMG。2011年2月に就任した智将ルシアン・ファブレの下、ベテランと若手がほどよくミックスされたバランスの良いチーム作りを進め、今シーズンはさらなる飛躍の予感を漂わせていた。
ところが――。開幕戦でドルトムントに0-4と成す術なく敗れると、その後は4連敗。ファブレは様々な対策を講じてチームを立て直そうとしたが、浮上のきっかけを掴めないままケルンとの5節終了後に辞任を申し出た。
ファンの脳裏には、開幕から低迷した昨シーズンのドルトムントの姿が過ったことだろう。このまま残留争いに巻き込まれるのではないか――。そんな懸念を抱いた者も少なくなかったはずだ。
なにひとつ光明を見出せなかったチームを瞬く間にV字回復させたのが、9月21日に就任したアンドレ・シューベルト暫定監督である。
前任者のファブレと大きく異なるのは、今夏にハノーファーから獲得したMFラース・シュティンドルの起用法だ。ファブレ体制ではセントラルMFでプレーしていたこの27歳を、シューベルトはトップ下に抜擢。持ち味であるゴールへの積極性を取り戻し、鋭い飛び出しで攻撃にアクセントをもたらした。
ところが――。開幕戦でドルトムントに0-4と成す術なく敗れると、その後は4連敗。ファブレは様々な対策を講じてチームを立て直そうとしたが、浮上のきっかけを掴めないままケルンとの5節終了後に辞任を申し出た。
ファンの脳裏には、開幕から低迷した昨シーズンのドルトムントの姿が過ったことだろう。このまま残留争いに巻き込まれるのではないか――。そんな懸念を抱いた者も少なくなかったはずだ。
なにひとつ光明を見出せなかったチームを瞬く間にV字回復させたのが、9月21日に就任したアンドレ・シューベルト暫定監督である。
前任者のファブレと大きく異なるのは、今夏にハノーファーから獲得したMFラース・シュティンドルの起用法だ。ファブレ体制ではセントラルMFでプレーしていたこの27歳を、シューベルトはトップ下に抜擢。持ち味であるゴールへの積極性を取り戻し、鋭い飛び出しで攻撃にアクセントをもたらした。