【スペイン 1-1 ドイツ|採点&寸評】ハイレベルな試合で19歳神童が輝く!W杯第3戦で日本が警戒すべき選手は?

2022年11月28日 白鳥大知(サッカーダイジェスト特派)

最終ラインはビルドアップのミスが目立つ

【警告】ス=ブスケッツ(44分)、 ド=ケーラー(37分)、ゴレツカ(58分)、キミッヒ(60分)、
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】ジャマル・ムシアラ(ドイツ)

【カタールW杯|グループE2節】スペイン1-1ドイツ/11月27日/アルバイト・スタジアム

【スペイン|採点】
●スタメン
GK
23 ウナイ・シモン 5.5
 
DF
16 ロドリ 5.5
 
18 ジョルディ・アルバ 6.5(82分OUT)
 
20 ダニエル・カルバハル 5.5
 
24 エメリック・ラポルト 6
 
MF
5 セルヒオ・ブスケッツ 6
 
9 ガビ 6.5(66分OUT)
 
26 ペドリ 6.5
 
FW
10 マルコ・アセンシオ 5.5(66分OUT)
 
11 フェラン・トーレス 5.5(54分OUT)
 
21 ダニ・オルモ 6

●途中出場 
FW
7 アルバロ・モラタ 7(54分IN)
 
MF
8 コケ 5(66分IN)
 
FW
12 ニコ・ウィリアムス 5(66分IN)
 
DF
14 アレハンドロ・バルデ ―(82分IN)
 
●監督
ルイス・エンリケ 5.5
 
【スペイン|寸評】
 試合序盤から中盤のバルサ・トリオを軸に得意の細かいボール回しと、前線の流動的なポジションチェンジを活かしながら試合を支配。徐々にドイツのプレスに引っかかるシーンが増えたものの、62分には途中出場のモラタがクロスをワンタッチで沈めて先制にも成功した。
 
 ただし、ガビをコケ、アセンシオをN・ウィリアムスに代えた66分を境にボール支配に澱みが出てリズムを失い、88分には同点弾を食らう。勝利していれば決勝トーナメント進出にグッと近づいていただけに、悔やまれるドローとなった。
 
 サイドチェンジが光ったラポルト、流石のボール回しを見せたブスケッツ、ガビ、ペドリは、そして崩しのアイデアが豊富なダニ・オルモ、2試合連続で途中出場からゴールのモラタなどは、12月1日のグループステージ第3戦で戦う日本も警戒が必要だろう。
 
 一方でGKのU・シモン、CBのロドリ、右SBのカルバハルは、ドイツのハイプレスの餌食となりビルドアップ時のミスが目立った。とにかくリスクを負ってでも最後尾からの展開にこだわりを見せるチームだけに、日本も継続的な強度の高いプレスで引っ掛け、ショートカウンターに繋げたい。
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定したこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 

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