バルサが3発快勝! 乾は先制点に絡むも徐々に試合から消えて…

2015年10月26日 山本孔一

乾は憧れのカンプ・ノウでスタメン出場を果たす。

バルセロナ対エイバル戦の結果&スタメン。

 カンプ・ノウで行なわれたリーガ9節のバルセロナ対エイバル戦は、スアレスのハットトリックの活躍で3-1とホームチームが勝利を飾った。
 
 前半は2つの好機に絡んだ乾だが、後半はチームのパフォーマンス低下とシンクロするかのように、徐々にゲームから姿を消してしまった。
 
「テレビでしか見たことがなく、名前だけで凄いというイメージがある」
 
 試合前、バルサの公式メディアに対してカンプ・ノウが憧れの舞台であることを語った乾。チームもここまで勝点13と順調にポイントを伸ばしており、大きなプレッシャーを背負うこともなく、日本代表アタッカーはリーガでの夢の1つだったバルサ戦を迎えた。
 
 最初にチャンスを掴んだのはエイバル。4分、右サイドバックのカパがエリア内からシュートを放つ。
 
 そしてここまでアウェー無敗のバスクのチームは10分、カンプ・ノウに一瞬の沈黙を生みだす。バルトラのドリブルをヴェルディがカットすると、それを乾が拾ってB・バストンに繋いでケコがシュート。相手GKブラーボにブロックされたボールはB・バストンの前にこぼれ、チーム得点王が落ち着いて無人のゴールに流し込んで先制に成功した。
 
 
 歓喜の輪を作るエイバル。だが、その喜びは長く続かない。21分、ブスケッツの柔らかいパスが右サイドのサンドロに繋がり、ダイレクトで折り返されたボールをスアレスが頭で合わせてゴール。試合は振り出しに戻った。

次ページ後半はネイマールとスアレスのホットラインが開通する。

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事