「ユウトは最高の人物」「素晴らしいプロだった」ドイツ戦で奮闘の長友佑都をインテル元同僚が激賞!「ルームメイトだったんだ。信じてくれ」

2022年11月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

「本当に素晴らしい思い出」と回想

ドイツを相手に日本の左サイドを死守した長友。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 歴史的な勝利を収めた後に「ブラボー」と繰り返し叫んだインタビューは、イタリアでも話題となった。カルチョの国で、再び長友佑都にスポットライトが当てられている。

 長友は2010年夏にイタリアへ渡り、シーズン半ばにインテルへのステップアップを果たすと、それから7年にわたってセリエAの名門で戦い続けた。

 クラブのレジェンドで現在副会長のハビエル・サネッティとのお辞儀セレブレーションや、ヴェスレイ・スナイデル、アントニオ・カッサーノといったワールドクラスの選手たちとの交友関係など、長友がその人間力でピッチ外でも存在感を発揮したのは周知のとおりだ。

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 元チームメイトで、今季途中に現役引退を発表したアンドレア・ラノッキアも、インテルでルームメイトだったという長友を称賛している。インテル専門サイト『Fcinternews』によると、ラノッキアは『Tuttosport』紙で「この上なく素晴らしいプロフェッショナルだ」と、日本代表DFに賛辞を寄せた。

「やらなければいけないことに彼は100%で臨む。ユウトは本当にいつもあらゆるディテールをケアしていたよ。ピッチでの練習からジムトレーニング、ストレッチ、食事までね。自宅には専属のシェフがいて、自分の身体にとって最善の夕食をつくってもらっていたんだ」

 ラノッキアは「長いことルームメイトだった。信じてくれ」と続けている。

「彼に関しては本当に素晴らしい思い出なんだ。本当に最高の人物なんだよ。最初、チェゼーナからインテルに来たときは、いつもからかわれていた。たくさんジョークを仕掛けてね。例えば、(マルコ・)マテラッツィとスナイデルはイタリア語のスラングをたくさん言っていたよ」

 長きにわたって世界のトップクラスで戦い抜き、日本人フィールドプレーヤーとして初のワールドカップ4大会出場も果たした。「ブラボー」のインタビューに、長友の個性がチームの及ぼす影響を垣間見たという人も少なくないはずだ。

真摯に取り組み続けた男は、歴史的偉業を成し遂げるまでにたどり着いた。だが、戦いはまだ終わっていない。イタリアメディアからさらにスポットライトが当てられるようになるのを願うばかりだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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