「板倉は最も信頼できる存在」海外記者がドイツ戦に出場した森保ジャパン全16選手を独自採点!「遠藤はこの日も遠藤だった」【W杯】

2022年11月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

長友は野心的になりすぎて…

ドイツ戦に臨んだ先発メンバー。権田(12番)はPK献上&1失点も、後半の活躍ぶりは高く評価したい。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 現地時間11月23日、日本代表はカタール・ワールドカップ初戦でドイツ代表と対戦。前半にPKで先制を許すも、後半に堂安律と浅野拓磨のゴールで見事な逆転勝利を飾った。

 W杯優勝経験国に大金星。オーストラリア・アデレード出身で、現在サッカーダイジェスト海外編集部員のスティーブン・トムソン記者が、ドイツ戦に出場した森保ジャパン全16選手を採点した。

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【個人採点・寸評】
GK
12 権田修一 7
素晴らしい贖罪の物語。判断ミス、ラウムへのタックルでPKを与えてしまって、失点。しかし、後半は何度もピンチを救うビッグセーブを連発。これが勝利のターニングポイントになった。

DF
5 長友佑都 5.5(57分 OUT)
持ち前のハードワークを随所に発揮。ただ、前田への好クロスを除いて、試合に大きな影響を与えられなかった。アグレッシブに戦っていたが、野心的になりすぎて自分の持ち場を離れることもあった。

DF
4 板倉滉 6.5
守備面で最も信頼できる存在だった。ムシアラのドリブルには苦戦していたが、ピンチ回避のプレーは多かった。前線への良質なパス出しでも貢献。精緻なロングパスで浅野の逆転弾をお膳立てした。

DF
22 吉田麻也 6.5
タックルや空中戦で強さを見せた。板倉と同様に頼もしく、ドイツの猛攻撃に冷静に対処した。たとえミスがあっても、素早く、的確にリカバーした。
 
DF
19 酒井宏樹 6(75分 OUT)
前半は、スペースを与えて、そこを突かれて劣勢を強いられた。それでも、時間の経過とともに守備のパフォーマンスは向上。自信を持って前に進み、ノイアーが弾いたこぼれ球に反応して、惜しいシュートもあった。途中交代したが、足の状態が懸念される。

MF
17 田中 碧 6(71分 OUT)
エネルギッシュなプレーは相変わらず。攻撃面は物足りなかったが、相手の中盤にプレッシャーをかけ続けた。その頑張りは疑いなかったが、プレスをかわされ、苦しい状態にさせられることもあった。

MF
6 遠藤 航 6.5
際立つプレッシング、タックル、ブロック。ポゼッションでも機能していたし、遠藤はこの日も遠藤だった。後半の3バック変更後も、最終ラインを力強く支える役割を全う。迫力を増そうとするドイツの攻撃をシャットアウトした。

MF
11 久保建英 5.5(HT OUT)
閃きと才能を持って、オフ・ザ・ボールでもチャンスをうかがっていた。ただ、フィジカルの勝負で難しい戦いを強いられ、目立った働きを示せず、前半だけでベンチに退いた。

【W杯PHOTO】堂安だ! 浅野だ! 日本代表が大金星を挙げた大国ドイツとの歴史的一戦を厳選フォトでお届け!
 

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