11月20日、カタール・ワールドカップが開幕した。世界のサッカーファンと関係者は、中東で初となる祭典に熱い視線を注いでいる。

　だが、異例の日程での開催になったことで、欧州各国のリーグは例年と異なるタイミングでの中断を余儀なくされた。各クラブは、ワールドカップ出場メンバー以外でツアーやキャンプを組むなど、それぞれシーズン後半戦に向けた準備を進めているところだ。

　セルティックはアンジェ・ポステコグルー監督の母国オーストラリアへツアーを行った。ワールドカップ開幕の日には、プレミアリーグのエバートンと対戦し、０-０
で引き分け、PK戦の末に敗れている。

　PK戦では失敗したものの、フル出場した旗手怜央は、プレミアリーグのクラブとの対戦で高く評価されている。専門サイト『CELTS ARE HERE』は、採点記事で８点をつけ、「スコアレスドローの一戦で輝かしいパフォーマーだった」と賛辞を寄せた。

「中盤で本当に快適にボールを持ち、シンプルだが効果的なパスの数々に加え、息をのむようなパスも。体を巧みに使い、並外れたサッカーセンスを見せた」

【動画】「魔法のようなドリブル」から絶妙のパス！現地メディアが絶賛した旗手怜央の２アシスト

『THIS IS FUTBOL』は「これほど高く評価されている選手、ワールドカップメンバーに選ばれなかったのは少し驚き」と、日本代表の森保一監督がカタール・ワールドカップに招集しなかったことに改めて言及している。

『Daily Record』は「セルティックにはそのレベルでやれそうな優れた選手たちがいる」とし、「ハタテもこなせるはずだ」と、ジョッタやマット・オライリー、セアド・ハクサバノビッチとともに、プレミアリーグでも力を発揮できるとの見解を示した。

「彼らが近い将来、プレミアリーグで力を証明する機会を得ても、驚くことはない」

　ワールドカップ落選の悔しさをバネに、さらなる飛躍を目指しているに違いない旗手。プレミアリーグで躍動する彼を見る日は訪れるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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