「涙が止まりませんでした」松本・田中隼磨が熱い思いを込めた引退スピーチが反響!「感動をありがとう」

2022年11月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

「“山雅の流儀”をみなさんが僕に教えてくれた」

隼磨は引退スピーチでプロ生活23年を振り返った。(C)SOCCER DIGEST

 Jリーグの公式ツイッターは11月20日、松本山雅FCの元日本代表DF田中隼磨の引退セレモニーのスピーチ動画を公開した。

 マイクの前に立った隼磨は、「まだ皆さんに直接伝えていなかったので」として、スタジアムに集まったファン・サポーターに引退を報告。その後、在籍した横浜F・マリノス、東京ヴェルディ、名古屋グランパスで得たものを振り返り、「ありがとうございます」と感謝の気持ちを伝えていく。

 そして、2014年に加入した松本のホームスタジアムについて「本当に特別」として、サンプロ アルウィンほど「パワーがあるスタジアムはない」と続け、「小さい子どもから、おじいちゃん、おばあちゃん、みんなが声をからして『隼磨がんばれ!走れ!』と、みんなが後押ししてくれた」と振り返る。

 そのうえで、ファン・サポーターへの思いを、こう語る。
 
「みんなの声援を受けたら、足を止めることはできない。走らなければいけない。相手よりも一歩、相手よりも多く走らなければいけない。"山雅の流儀"をみなさんが僕に教えてくれた。だからこそ、選手を甘やかしてはいけない。ダメな時は『ダメだ』と表現してほしい。そうしなければ、このチームは新しい景色を見ることはできない」

 そして「生まれ育った街、松本の人たちに応援してもらい、プレーできるやりがい。いつしか僕の目標は変わった。皆さんを笑顔にしたい。試合後にゴール裏でみんなの笑顔が見たい。試合に勝てば、次の1週間みんなが笑顔で過ごせる。そんな思いで戦ってきた」と明かした。

 隼磨の熱い思いがつまったラストメッセージに、「松本の誇り…感動をありがとう」「名古屋の事も触れてくれてありがとう」「涙が止まりませんでした」「ヴェルディ時代も触れてくれてて嬉しいっス!」「泣かせるなー」「チームの象徴ですよね」などの声が上がった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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