【J1展望】2ndステージ・15節|FC東京-浦和|双方ともチャンピオンシップにつなげたいビッグマッチ。勝敗を左右するキーマンは?

2015年10月23日 サッカーダイジェスト編集部

FC東京――浦和の両ウイングバックを封じて主導権を握れるか。

故障者/FC東京=圍、梶山、石川 浦和=石原
出場停止/FC東京=なし 浦和=なし

J1リーグ2ndステージ・15
FC東京-浦和レッズ
10月24日(土)/14:00/味の素スタジアム
 
FC東京
2ndステージ成績(14節終了時):5位 勝点24 7勝3分4敗 17得点・11失点
年間成績(31試合終了時):3位 勝点59 18勝5分8敗 41得点・29失点
 
【最新チーム事情】
●前節の湘南戦で負傷交代したCBの森重は、左足の痛みが引けば先発に。
●N・バーンズ、河野がコンディションが不十分の印象。中島をスタメンで使う可能性も。
●オーバートレーニング症候群で長期離脱していた権田が全体練習に復帰。ただ、18人のメンバー入りは現時点で難しそうだ。引き続きV・アブラモフがレギュラーで、榎本が控えという体制になるだろう。
 
【担当記者の視点】
 浦和とのホームゲームは、年間3位の座を死守できるかを左右する大一番だ。年間4位で勝点2差のG大阪にプレッシャーを掛ける意味でも、黒星だけは避けたい。
 
 第1ステージの直接対決(会場は埼スタ)では大量4失点とほとんど良いところなく敗れただけに、慎重に入りたいところだ。前節の湘南戦で左足を打撲した森重のコンディションが気になるが、堅守なしに勝利はありえない。
 
 ゴール前に強固な壁を築いたうえでカウンターを繰り出せれば面白い。主導権を握るうえでは、浦和の両ウイングバックをどう封じるかも大きなポイントになる。その意味で、右の徳永、左の太田とSBの働きに注目したい。
 
 加えて、あと4ゴールでJ1通算150得点に到達する前田もキーマンのひとりだろう。磐田在籍時に年間優勝しており、その経験が浦和戦で活きるかもしれない。
 
 いずれにしても、浦和に敗れればチャンピオンシップへの道はかなり険しくなる。近年勝負弱さを露呈してきたFC東京が、負の歴史を変えられるか。まさに一大決戦と呼ぶに相応しいビッグマッチだ。

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