「共に戦えたことをとても誇りに思います」マリノス仲川輝人がFC東京に完全移籍!2019年のMVP&得点王の快足ウイングが新天地へ

2022年11月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

横浜に2015年から在籍、初の完全移籍

優勝を決めた最終節でゴールを決めた仲川(23番)。写真:滝川敏之

 優勝を置き土産に、新天地に向かう。

 横浜F・マリノスは11月28日、FW仲川輝人がFC東京に完全移籍すると発表した。"ハマのGTR"の異名をとった快足ウイングが新たなチャレンジを決断した。

 仲川は、専修大卒業後の2015年に横浜入り。16年途中のFC町田ゼルビア、17年途中のアビスパ福岡へのレンタル移籍を経て、18年の横浜復帰後は主力に定着した。

 その後、19年にはチームのリーグ優勝に貢献。15ゴールで得点王を獲得して、MVPにも受賞した。今季は31試合に出場して7得点。優勝を決めた最終節・ヴィッセル神戸戦(3-1)では、勝利を決定づけるチーム3点目をマークした。
 
 今回の移籍に当たり、仲川は横浜のホームページで以下のようにコメント。

「横浜F・マリノスに関わるすべての皆さんへ。2015年から8シーズン過ごした横浜F・マリノスを離れる時がきました。

 振り返ると、加入してからしばらくは思うように活躍することができず、もどかしい日々が続きました。ただ、大ケガを負った自分と契約をしてくれた横浜F・マリノス。そして、何よりどんな時でも支えてくれたファン・サポーターの皆さんに恩返しをしたい一心で、自分なりに日々全力で走り抜けてきました。

 どれだけその恩を返すことができたか分かりませんが、マリノスファミリー全員で勝ち獲った2度の優勝は、自分のなかで一生残る大切な宝物です。

 自分にとって横浜F・マリノスは、チームが一丸となりひとつの方向へ進むために、どのような振る舞いをするべきかなど、選手としてだけでなく、人としても大きく成長させてくれたとても大切な場所です。

 横浜F・マリノスに関わるすべての人たちの存在がなければ、いまの自分はありません。

 この8年間、歴史と伝統あるクラブの一員として、共に戦えたことをとても誇りに思います。

 今度は対戦相手となりますが、またお会いできることを楽しみにしています。

 マリノスファミリーの皆さんには、感謝してもしきれない想いでいっぱいです。本当にありがとうございました」

 32歳を迎えるシーズン、新天地でどのような活躍を見せるか注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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