親子で5得点!阿部勇樹が引退試合でハットトリックを達成!闘莉王や岡野雅行らが盛り上げる

2022年11月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

元審判も試合の盛り上げに貢献

元日本代表や現役選手、さまざまなプレイヤーが参加した。写真:田中研治(サッカーダイジェスト写真部)

 浦和レッズは11月12日、元日本代表MFの阿部勇樹氏の引退試合を開催した。

 阿部氏は1998年にジェフユナイテッド市原(現・ジェフユナイテッド)でプロデビューし、07年に浦和に移籍。イングランドのレスターを経て、21年まで浦和でプレー。J1通算590試合は歴代4位、日本代表としても南アフリカ・ワールドカップでベスト16進出に大きく貢献した。

 引退試合は、阿部氏が在籍した浦和の現役やOBで構成されたURAWA ASIAN KINGSと、千葉や2チーム以外の関係者からなるJEF・JAPAN FRIENDSが対戦。監督は、前者が元浦和監督のホルガー・オジェック氏、後者は阿部が出場したアテネオリンピック日本代表を率いた山本昌邦氏が務めた。

 両チームに名を連ねた阿部氏は、前半はJEF・JAPAN FRIENDSでプレーした。

 URAWA ASIAN KINGSで前半目立ったのが田中マルクス闘莉王氏。CBに入ると大声で岡野雅行氏らに走るように大声で鼓舞し、自ら得たFKの際に阿部氏にユニホームを渡して蹴らせた。さらに、ループシュートを決めた。

 対するJEF・JAPAN FRIENDSは中村俊輔(横浜FC)が自慢の左足のキックを披露し、9分には阿部氏に絶妙なクロスを供給した。
 
 また、阿部氏は前半に2得点をマークした。

 後半、阿部氏はURAWA ASIAN KINGSに移る。途中からは浦和ジュニアユースに所属する息子の湧心君、同ジュニアでプレーする凉雅君がピッチに登場。湧心君は鋭いパスでスタンドを驚かせ、凉雅君と共に得点を奪った。

 また、審判も試合を盛り上げた。前半の主審だった家本政明氏は、VAR確認のしぐさをしてFKの位置を阿部氏の得意な場所に変更する"サービス"を見せる。後半入った村上伸次氏は、闘莉王氏と岡野氏の"場外乱闘"にイエローカードを提示した。

 また、声出し応援適用試合だったため、浦和サポーターは公式戦さながらの声量で応援。JEF・JAPAN FRIENDSへのブーイングは真剣勝負さながらだった。

 試合はラストプレーで阿部氏が得点をあげハットトリックを達成。8-2でURAWA ASIAN KINGSが勝利した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】親子アベック弾!阿部勇樹の息子・湧心君のゴールをチェック!

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