「『代名詞フリーキック』と言われているけど…」城彰二がファンタジスタ中村俊輔の凄さを熱弁!「すごくありがたい選手だった」

2022年11月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

「凄いよね。本当のプロフェッショナルだったんじゃないかな」

城氏は自身のYouTubeチャンネルで俊輔の凄さを語った。(C)SOCCER DIGEST

 元日本代表FWの城彰二氏が11月6日に自身のYouTubeチャンネルで、今季限りで現役を引退した中村俊輔(横浜FC)について語った。

 城氏は、桐光学園高を卒業し横浜に加入した頃の俊輔とチームメイトだった。当時の俊輔はサッカーセンスが目立っていたものの、「全然フィジカルも弱くて、細くて。上手いんだけど、身体を寄せられちゃうと、なかなか上手くプレーできない」状態だったと回想する。

 そのため、チーム練習後に個別で身体作りのトレーニングをしていて、城氏は「すごい苦労したと思うよ。体格に恵まれていなかったから」と推測する。その後、俊輔の努力は実り「毎年、身体がすごく大きくなってきているし、強くなった」「彼の能力は間違いなかったから」スタメンを獲得していったと振り返る。
 
 技術面では「左利きのアドバンテージは、もちろんあったんだけど。『代名詞というフリーキック』と言われているけど、本当にパスが正確。強いパス、柔らかいパス、ピンポイントで合わせられるパス。さまざまなパスを持っているのが彼の特長」と分析。

「俺が走った時に、ピンポイントで右足に来るようなボールとかね。全部計算して出せる選手だった。だから、俺たちにとっては、すごくありがたい選手だった。周りがすごい見える選手だったから」とFWとしての実体験を踏まえて、凄さを熱弁。「あそこまで左足一本で観客を沸かせられる選手って、なかなかいなかったよね。だから凄いと思った」とまとめた。

 また、饒舌なタイプではなかったものの、プライベートで話を聞くと深い考えに驚かされたとして、「常にサッカーを考えているから。凄いよね。本当のプロフェッショナルだったんじゃないかな」と絶賛した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】「俺が走った時に…」「常にサッカーを考えている」城彰二がファンタジスタ中村俊輔の凄さをFW目線で熱弁!

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