日本人トリオで攻撃牽引もクルトワの厚い壁。現地メディアからは揃って5点評価「W杯落選の悔しさを晴らす時だったが…」

2022年11月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

「森保の損失は、セルティックの長期的な利益となるかもしれない。ただ…」

揃って先発した(左から)前田、古橋、旗手。王者マドリー相手に息の合ったコンビネーションを見せたが…。(C)Getty Images

 現地時間11月2日に開催されたチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ最終節で、日本人3選手がCLメンバーに登録されているセルティックは、レアル・マドリーと敵地で対戦。2分3敗ですでに最下位での敗退が確定しているなか、最後にせめてもの意地を見せたいところだったが、返り討ちに遭い、1-5で大敗を喫した。

 この一戦で、カタール・ワールドカップの日本代表メンバーに選出された前田大然、悔しい落選となった古橋亨梧と旗手怜央は揃って先発。前半には2度に渡って日本人トリオで攻撃を完結させるなど、抜群のコンビネーションで攻撃陣を牽引した。

 ただ、シュートはことごとく、世界最高峰の守護神ティボー・クルトワに阻まれただけに、現地メディア『THE CELTIC WAY』の評価はやや厳しいものとなった。採点記事でいずれも5点を与え、こう綴っている。
【動画】サンティアゴ・ベルナベウに詰めかけたセルティックサポーターに現地メディアも感嘆
旗手怜央
「日本代表のボス、森保一の損失は、セルティックの長期的な利益となり得る。ただ、ワールドカップの欠場が決まった旗手には、証明すべき点があるかもしれない。前半、彼は何度か攻撃的なプレーに参加したが、全体的にはラインを崩すのに苦労し、後半には酷く調子を落とした。また、放ったシュートはティボー・クルトワに見事に処理された」

古橋亨梧
「セルティックでゴールを量産するタリスマンが、ワールドカップのメンバー落選の悔しさを晴らす時だった。リーガの巨人相手にこれほど輝ける舞台はない。しかし、前田の正確な低いクロスからのシュートは枠を外し、絶好のチャンスを逃した。それにエデル・ミリトンを軽く払いのけ、(審判にとっても相手にとっても)恥ずべきイエローカードを貰った」

前田大然
「なんという1週間だ!アタッカーはベルナベウでのレアル・マドリー戦で先発し、ワールドカップ日本代表の招集を祝った。これほど素晴らしいことはない。彼は攻守両面において、相手を大いに悩ませ、チェイシングも行なった。しかし、後半早々にアバダが上げた素晴らしいクロスに、もっと積極的に対応すべきだった」

 マドリーが誇るタレントと比べ、フィニッシュの精度の差は明らかだった。チャンスは作り出せていたなかで、求められるのは決定力だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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