「明確な罰を与えるべきだ」ブラジル代表FWヴィニシウス、人種差別行為へ提言「何らかの形で代償を支払わないと」

2022年10月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

「人種差別はすぐに終わるとは言い難い」

アトレティコとのダービーで差別的なチャントを浴びたヴィニシウス。(C)Getty Images

 フットボール界には、いまだに心無い人種差別行為が蔓延っている。

 レアル・マドリーに所属するブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールも被害に遭ったひとりだ。スペインでプレーしている22歳に対し、解説者が「ゴール後のサルのようなダンスをやめろ」と苦言を呈したことを発端に、対戦したアトレティコ・マドリーのサポーターが"猿"呼ばわりのチャントを合唱。試合中には「死ね」という暴言が投げつけられるなど、手酷い目に遭っている。

 そんななか、23日に母国のTV局『Globo』に出演したヴィニシウスは、差別行為をした人物には「明確な罰を与えるべき」と発言した。
【動画】捜査対象となっている、ヴィニシウスに対するアトレティコサポのチャント
「(サッカーにおける)人種差別は、多くの人がまだ続けている。すぐに終わるとは言い難い。ファンは悪い人よりも良い人のほうが多いと信じている。だが、実際に他人を傷つけたのなら、償わないといけないと思う。

 人種差別をする人たちは、何らかの形で代償を支払わないといけない。もし彼らがサッカーを観るのが好きなら、アトレティコ・マドリーの(差別行為をした)ファンは、スタジアムに足を踏み入れるのは、二度と許されないようにしなければ。そうすることで初めて、彼らは代償に苦しみ、自分たちの行動を反省するはずだ」

 該当の差別行為については、所属クラブのマドリーが法的措置を検討しており、地元警察も捜査を行なっている。被害に遭った張本人の訴えを、"レイシスト"たちはどのように受け止めるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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