「獲得していたら大失敗だった」南野拓実を補強できず、古巣サウサンプトンは幸運だった? 英メディアが見解「リーグ・アンの強度で競えないのなら…」

2022年10月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

「補強失敗を回避できて安堵していることだろう」

ここまで1ゴールしか挙げられていない南野。(C)Getty Images

 小さくない期待を寄せられた加入した新戦力のアタッカーとして、公式戦出場12試合(先発6試合)で1得点・2アシストは物足りない数字だ。厳しい声が寄せられても仕方がない。

『FOOTBALL FANCAST』は10月21日、モナコ移籍後の南野拓実が苦しんでおり、夏に獲得を争った古巣のサウサンプトンにとって、移籍が実現しなかったのは幸運だったとの見解を示した。

 昨シーズン、リバプールで限られた出場機会ながら、国内カップ戦2冠に貢献した南野。だが、モナコでは思うような好スタートを切ることができず、一部のフランスメディアからは、リーグの今夏最大の失敗補強とのレッテルも貼られている。

 FOOTBALL FANCASTは「サウサンプトンにレンタルで半シーズンを過ごしたときに、彼はわずか2ゴールだった。完全移籍に向けてこれが十分な理由でなかったとするなら、モナコ移籍後の調子が証拠となる」と報じた。

「今にして思うと、サウサンプトンのファンは幸運の星に感謝できるだろう。12試合でわずか1得点と、彼は新たな環境でうまくいっていない。実際、そのパフォーマンスはすでに今夏のリーグ・アン補強でワーストとも評価されている。リーグ・アンのインテンシティで競えないのなら、サウサンプトンが獲得していたとしても、成功するチャンスはなかっただろう」
 
 同メディアは「マーティン・セメンズCEOは明らかに彼の大ファンだった。ラルフ・ハーゼンヒュットル監督もだ。だが、彼らはこの補強失敗を回避できて安堵していることだろう」と続けている。

「ミナミノにあれだけの額を投じていたら、現在彼らを喜ばせているほかの選手たちの一部を獲得することはできなかったと言える。実現していたら、クラブにとって全面的な大失敗となっていた。今、彼が彼らの下でプレーしていないことは幸運と言えるだろう」

 批判を吹き飛ばすには、結果を残すしかない。ワールドカップを目前に控えるなかで、南野の奮起が期待される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】裏抜けから冷静なフィニッシュ!南野拓実、待望の移籍後初ゴールをチェック

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