「誰であろうと関係ない」C・ロナウドの“追放”をマンU指揮官が決断した理由。「許されない行動だった」と出場拒否も認める

2022年10月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

「処罰は回避できないものだった」

毅然とした態度を見せたテン・ハーフ監督。(C)Getty Images

 現地時間10月20日に行なわれたプレミアリーグ第12節のトッテナム戦で、マンチェスター・ユナイテッドのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが取った行動が物議を醸している。

 この日ベンチスタートだったC・ロナウドは、フレッジ、ブルーノ・フェルナンデスのゴールにより2-0とリードしていた後半アディショナルタイム、突如としてロッカールームに引き上げてしまった。現地紙『Manchester Evening News』によれば、エリク・テン・ハーフ監督の交代出場要請を拒否し、ロッカールームで選手たちが戻るのを待つこともなく、オールド・トラッフォードから去ったという。

 翌21日、クラブは公式リリースでC・ロナウドが23日のチェルシー戦でメンバー外になる旨を発表し、向こう3日間はトップチーム練習にも合流しない予定だ。

 同日に開催されたチェルシー戦の前日会見で、テン・ハーフ監督には当然のように報道陣からこの件に関する質問が飛んだ。指揮官は、37歳のベテラン戦士が交代要員としての出場を拒否した事実、ならびに"無断早退"であった点を認め、「処罰は回避できないものだった」と述べた。
【動画】試合終了のホイッスルを前に、ジャージ姿でベンチをあとにするC・ロナウド
 プレシーズンのラージョ・バジェカノ戦でも"早期早退"が話題になったC・ロナウドは、これで2度目のルール違反。テン・ハーフ監督は「悪い行ないをしたときには対処が必要だ。それが2度目であればなおさら。この措置は取られなければならないものだった」と毅然と言い放った。

「クリスティアーノはキャリアにおいて多くのことを達成したし、それ自体は素晴らしい。しかし、彼は常に"今"で判断され、今日どう行動しているかで判断されるのだと自覚しなければならない。年齢や評判は関係ない。彼だけではなく、すべての人がクラブとチームの利益のために決断しなければならない。そしてその体制を作るのが私の仕事だ。相手が誰であろうと関係ないんだ。

 私はクリスティアーノがいるチームが好きだ。残りのシーズンも頼りにしている。だが、マンチェスター・ユナイテッドというクラブに対する期待は本当に大きい。ファンも、スタッフも皆が期待をしている。だからこそ一定の基準を守って行動し、日々努力しなければならない」

 当のC・ロナウドは試合後に自身のインスタグラムを通じて釈明したが、チームの輪を乱した行動に対して、指揮官の怒りはそう簡単には収まらなさそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【PHOTO】絶世の美女がずらり! C・ロナウドの"元恋人&パートナー"たちを年代順に一挙公開!

【PHOTO】世界有数のスーパーカーがずらり! C・ロナウドの「愛車コレクション」を一挙公開!

【PHOTO】「美人すぎる」、「セクシーすぎる」フットボーラーの妻&恋人たち
 

次ページ【動画】試合終了のホイッスルを前に、ジャージ姿でベンチをあとにするC・ロナウド

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事