プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドに所属するポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが、10月20日、自身のインスタグラムで心境を綴った。

　19日に行なわれたプレミアリーグ第12節・トッテナム戦は２－０で快勝したものの、ベンチスタートとなったC・ロナウドは、試合終了前にベンチをあとにする姿が目撃されていた。

　この件について、翌日にエリク・テン・ハーフ監督とC・ロナウドは話し合いの場を持ったが、現地紙『Manchester Evening News』によれば、怒号が行きかう激論の場となったという。

　特にテン・ハーフ監督の怒りは収まらず、「途中出場を拒否して無断で"早退"した選手は許せるものではないという断固とした考えを表明。今週土曜日に開催予定のチェルシー戦ではメンバー外になると通告した。クラブもこの姿勢を支持し、声明を出した」という。
【動画】試合終了のホイッスルを前に、ジャージ姿でベンチをあとにするC・ロナウド

　そして"処分"を下された当のC・ロナウドは、インスタグラムで自身の行動を釈明している。
【画像】チェルシー戦のメンバー外が決定？ C・ロナウドが更新したインスタグラムをチェック

「これまでもそうだったように、僕は同僚や対戦相手、監督に対して敬意を持って生き、プレーすることを心掛けている。それは今でも変わらない。僕自身も変わっていない。この20年間、エリート・フットボールを実践してきた人間のまま、プロフェッショナルであり、意思決定のプロセスには敬意が欠かせないものとしてある。

　僕にとって、若い頃から年上の選手やベテラン選手の姿は非常に重要だった。なので、僕自身もすべてのチームで若手のために、自分自身がお手本になるように努めてきた。だが、常にそうできるとは限らないし、時にはその場の雰囲気に呑まれてしまうこともある」

　そして、「今はただ、キャリントンで努力を続け、チームメイトをサポートし、どんな試合でも万全の状態で臨むことが大切だと感じている」とした。

「プレッシャーに屈するという選択肢はない。決してそうではならない。ここはマンチェスター・ユナイテッドであり、我々は団結する必要がある。すぐまた一緒にできるだろう」

　チームの輪を乱す行動で注目を集めてしまった37歳のベテラン戦士は、どのように自身の名誉を回復するのか。今後の動向が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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