ジダンが考えるフランス史上最高のストライカーは?「ある人はピエール・パパンを挙げ、ある人はプラティニを語るだろうが…」

2022年10月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

「私は彼の近くにいて、その価値を知っているからね」

バロンドール授賞式にプレゼンターとして登場したジダン氏。(C)Getty Images

 ジネディーヌ・ジダン氏が、偉業を成し遂げたベテランストライカーを絶賛した。

 個人賞としては最高の名誉とされるバロンドールの2022年授賞式が現地10月17日にパリで開催され、レアル・マドリーに所属するフランス代表FWカリム・ベンゼマが初受賞を果たした。自身も1998年に同タイトルに輝いているジダン氏は、プレゼンターとしてセレモニーに参加。代表とマドリーの後輩で、後者では監督として指導もしたベンゼマにトロフィーを授与した。

 英メディア『SPORT BIBLE』によれば、50歳のレジェンドは、母国紙『L'Equipe』のインタビューに対応。そこで「フランスのフットボール史上、最高のストライカーは誰か」と問われた際に、こう答えている。

「誰もがお気に入りの選手を持っている。ある人は、ジャン=ピエール・パパンを素晴らしいゴールとともに挙げ、ある人はミシェル・プラティニについて語るだろう。私にとって、それはカリムだ。私は彼の近くにいて、その価値を知っているからね。非常に高い評価を受けるに値する」
【動画】ジダンに渡され、ベンゼマがバロンドールを掲げる瞬間をチェック!
 そのうえで「さらに高いところに行ける」と、今後の活躍にも期待を込めている。

「レアル・マドリーでもフランス代表でも、彼がずっと記録を更新し続け、フィールドで輝き続けるのを願っている」

 一方のベンゼマも、バロンドール受賞後に「子どもの頃からの夢で、ずっとこの賞を意識してきた。ジダンと(元ブラジル代表)ロナウドという2人のアイドルが、獲得に向けたモチベーションだった」と訴えていた。

 今回の戴冠で34歳のフランス代表エースは、憧れの2人に大きく近付いたが、まだ明確に足りないものがある。それは世界一のタイトルだ。前回のロシア・ワールドカップ(W杯)で、レ・ブルーがジダン氏らを擁した母国開催の大会以来、20年ぶりの優勝を成し遂げた際、ベンゼマはピッチ外での問題で、代表からは離れていた。

 連覇の期待が懸かるカタールW杯の開幕は約1か月後だ。再びビッグタイトルを掴み、その名声をさらに高められるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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