【ワールドサッカーの注目コメント集】EURO2016の出場 20か国が決定! 悲喜こもごもな欧州最高峰の予選

2015年10月14日 内藤秀明

ベイル:「人生で一番嬉しい敗戦」

初参加した1964年大会から14回目の挑戦にしてようやく予選を突破したウェールズ。悲願を達成した選手たちは喜びを大爆発させた。 (C) Getty Images

 10月13日、EURO2016予選の最終節が各地で行なわれ、全グループの日程が終了。これにより、プレーオフに回る8か国を除いた20か国の本大会出場が決まった。
 
 来年6月10日からフランスで開催されるEURO2016。今大会から本選出場国が従来の16から24に増加した影響もあり、ウェールズ、北アイルランド、スロバキアなどの小国も初出場を勝ち取った。
 
 そんな大舞台への切符を掴んだ彼らの喜びのコメントをまとめた。
 
――◆――◆――
 
クリス・コールマン(ウェールズ代表監督)
「他会場の結果を知った時には、疲れが吹き飛んだよ。この喜びは言葉にできない。ここで起きたことはアンビリーバブルだ! 我々はこの瞬間をどれだけ夢に見たか。少しずつ、少しずつその夢に近づいて、ようやくここに到達できたんだ。こんな幸せな敗戦は初めてだ!」
 
ガレス・ベイル(ウェールズ代表MF/レアル・マドリー)
「たぶん人生で一番嬉しい敗戦だよ! メジャートーナメントでプレーすることは、みんなで成し遂げたい夢だったからね。僕たちはピッチ上で兄弟みたいに通じ合い、それがチームとしての一体感に繋がったんだと思う。僕に言えることは、みんながハードワークを続けて、結果に繋がったってことだね。世界的なトーナメントで自分たちの力を試すことができるのは本当に最高だ! 」
 
アーロン・ラムジー(ウェールズ代表MF/アーセナル)
 「僕らは歴史を作ったんだ! 本当に気分がいいよ。自分自身も、チームメイト全員も誇りに思う。一体感のおかげで僕たちは強いチームになることができた。今は、本選でプレーすることが楽しみで仕方ないよ。ウェールズをメジャートーナメントに連れていくというのは、僕の夢だった。他のやつらだってそうさ。そして僕たちはやり遂げた。月を飛び越えてしまいそうだよ」
 
ジョシュア・メイジェニス(北アイルランド代表FW/キルマーノック=SOC
 「(ギリシャ戦は)ドルトムント(パパスタソプーロス)とレバークーゼン(パパドプーロス)のCBが相手だったけど、僕らはうまくプレーできていた。彼らを相手にゴールを奪えたなんて信じられないよ。まだ僕はストライカーとして、成長過程にいる。この結果は自信になるけど、過信にはならないようにしたいね」
 
(※メイジェニスはキャリアをスタートさせた2007年から2008年まではGKとしてプレーしていたものの芽が出ず、一時期はラグビー選手としてプロ入りを目指していた。現在はFWとしてプロ契約を掴むなど、その異色の経歴が話題となっている)
 
マイケル・オニール(北アイルランド代表監督)
 「選手達は優れたパフォーマンスをしてくれて、チームとしても良かった。この場に立っていることを誇らしく思うよ」
 
デイビッド・キャメロン(イギリス首相)
 「初のEURO出場決定、本当におめでとう、北アイルランド!」
 
ジャン・コザーク(スロバキア代表監督)
 「我々はEURO本選出場を信じていたよ。チームには個性もクオリティーもある。この成功は本当にファンタスティックだね」

次ページ32年ぶりの予選敗退を喫したオランダの面々は…。

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