現地時間10月16日に行なわれたリーグ・アン第11節で、モナコはクレルモンとホームで対戦。１－１のドローに終わった。

　この試合で６試合ぶりに先発を飾った南野拓実だが、17分にマリ代表モハメド・カマラが一発退場に。数的不利に陥ったホームチームのフィリップ・クレメント監督は、すぐに２枚替え。その影響で南野は交代を命じられた。

　さすがにこれには、現地メディアも同情気味だ。『Get French Football News』は、南野に10点満点中「５点」をつけたが、「カマラへのレッドカードのあと、ベンチに下がるように命じられたひとりだ。何も悪いことはしていないが、アピールする時間も与えられなかった。より守備に優れたクレバン・ディアタとの交代となった」と寸評を添えている。
【動画】６試合ぶりに先発した南野は前半で交代。モナコ対クレメントのハイライトをチェック

　数的不利な状況でのドローについて、クレメント監督はクラブ公式HPを通じて「今日は全員でよく戦えたと思う」とコメント。フランスメディア『RMC Sports』は、南野と同時に交代を命じられたFWウィサム・ベン・ヤーデルの振る舞いに着目し、「彼はベンチでイライラした様子で、交代したあとに監督と何事か言葉をかわした。とても不満そうな表情でベンチの端を蹴ってから、苛立ちを隠すことなく座り込んだ」と伝えている。

　一方、南野は自分の背番号が記されたボードに怪訝な表情を見せながらも、落ち着いてフィールドから退出。モナコのサポーターからは「南野には時間が必要だ。これまでの誰とも同じように」「南野と（マラング・）サールにはもうちょっと慣れるための時間をあげてほしい」といった声も上がった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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