10月16日に開催されたラ・リーガ第９節で、久保建英の所属する６位のレアル・ソシエダは、11位のセルタと敵地で対戦した。

　３日前のシェリフ戦（３－０、ヨーロッパリーグのグループステージ第４節）で62分から途中出場し、今季４アシスト目をマークした久保は、２トップの一角としてリーグ戦では５試合連続で先発。最前線から精力的にプレスをかけ、流れを呼び込む。

　公式戦６連勝中と絶好調のソシエダは、30分に試合を動かす。セカンドボールをペナルティエリア手前で回収したイジャラメンディが、利き足とは逆の左足で絶妙なコントロールショットを放ち、ネットを揺らした。

　度重なる怪我に悩まされてきた32歳のキャプテンは、2018年８月のレガネス戦（２－２、ラ・リーガ第２節）以来、実に４年ぶりの得点となった。

　ただ、リードは長続きせず。39分にスビメンディの自陣ゴール前でのパスが、相手エースのアスパスにカットされ、そのまま流し込まれる。

　同点に追いつかれた直後の41分には、リコからゴール前でパスを受けた久保がエリア内に侵入し、さらに突破を図るも、ディフェンスに阻まれる。
 

　１―１で折り返したアウェーチームは、迎えた54分にメンデスのCKから、上手くマークを剥がしたスベルディアがヘッドで叩き込み、再び一歩前に出る。

　63分には久保が魅せる。ゴール前の左サイドでボールを持つと、ディフェンス２人の間を巧みに突破。抜かれたうちの１人はたまらずファウルで止めた。

　日本代表アタッカーは71分にもシルバから自陣でパスを受け、ドリブルで一気に持ち運ぶが、途中で強靭なフィジカルを持つエイドゥに身体を寄せられ、ボールを奪われる。久保はその４分後にシルバとともにお役御免となった。

　その後、ソシエダはセルタの反撃に遭うも、守護神レミロのビッグセーブもあり、同点弾は許さず。そのまま２－１で接戦をモノにし、リーグ戦４連勝、公式戦７連勝を収めた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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