【名良橋晃が選ぶW杯26人】周りとリズムが合っていない南野は選外に。植田の撥ね返す力に期待

2022年10月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

終盤は5バックで守り切るプラン

名良橋氏が独自に選出したW杯メンバー26人。三笘はスーパーサブでの起用を提案した。(C)SOCCER DIGEST

 カタール・ワールドカップの日本代表メンバーが11月1日に発表される。登録26人に名を連ねるのは、いったい誰になるのか。現役時代は平塚や鹿島で活躍し、98年フランスW杯出場経験のある名良橋晃氏に、独自のベストメンバーを選出してもらった。

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 欧州遠征の4-2-3-1をベースに、終盤は5バックで守り切るプランを考えています。本大会では守備の時間が長くなるはずなので、特にDFは特徴的な人選になりました。

 右サイドバックは酒井宏樹選手のほかに、冨安健洋選手もできるので、山根視来選手を外して、センターバックの植田直通選手を選んでいます。1点を守り切るような展開なら、守備のスペシャリストが必要だと思うので、彼の撥ね返す力に期待したいです。

 左サイドバックの一番手には、長友佑都選手を推します。エクアドル戦で見せた守備強度や、豊富な経験から来る精神面の強さも踏まえると、彼がベストだと思います。僕も鹿島時代には口酸っぱく「守備からプレーしろ」と言われましたが、今大会も守備面で強みを出せる選手が重用されそうです。
 
 攻撃面では、南野拓実選手を外しました。エクアドル戦では周りとリズムが合っていない場面が気になりました。最終予選では中心として戦ったので、森保一監督がどんな判断を下すか分かりませんが、鎌田大地選手に加えて、久保建英選手もトップ下でプレーできますし、左サイドではウイングバックもこなせる相馬勇紀選手がチャンスを掴むのではないか。

 三笘薫選手は途中出場でアピールしたアメリカ戦や、クラブに戻ってからのリバプール戦を見ていると、スーパーサブが彼の持ち味をより発揮できる起用法なのかなと考え、控えに置いています。子どもの頃から見てきた選手なので、親心的にはスタメンにしたいですが(笑)。

※本記事は2022年10月13日発売のサッカーダイジェスト本誌から転載。一部修正。

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