現地時間10月12日に敵地で行なわれる、チャンピオンズリーグ（CL）グループステージ第４節のトッテナム戦を前に、アイントラハト・フランクフルトの長谷部誠がオリバー・グラスナー監督とともに会見に出席した。クラブ公式ツイッターが伝えている。

　ブンデスリーガ最年長の38歳は、ホームでトッテナムと戦った前節（０－０）で、３バックの中央で先発し、身体を張った守備でエースのハリー・ケインを封殺。終盤には執拗なマンマークで苛立たせ、イエローカードまで誘発した。それからわずか１週間後に迎えるリターンマッチに向け、守備のキーマンは以下のように意気込みを示した。

「チャンピオンズリーグでは、トップチームと戦う。ホームゲームでは、スパーズが個人としてもチームとしても、どれだけのクオリティを持っているのかが分かった。だけど良いパフォーマンスを見せれば、そこで何かを得られるはずだ。

　トッテナムはハリー・ケインだけでない。たとえ彼が素晴らしいクオリティを持っていたとしてもだ。彼らにはソン・フンミン、リシャルリソンもいる。明日はチームとして守らなければならないだろう」

　決戦の舞台はロンドンだ。同地では、ヨーロッパリーグで幾度となく名勝負を繰り広げてきただけに、非常に好印象を抱いているようだ。

「ロンドンでプレーするのはいつもエキサイティングだ。これまでアーセナル、ウェストハム、チェルシーと対戦した経験から、ここでプレーするのは何か良い感じがする」
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　一方で『football.london』によれば、ケインも前日会見で日本代表の元キャプテンに言及。記者から「先週はマコト・ハセベと激しいデュエルを繰り広げたね。彼はドイツで称賛された選手で、38歳だ。どのように備える？」と問われると、こう答えた。

「彼の功績は全面的に認めるよ。38歳でまだチャンピオンズリーグでプレーしている事実は、プロフェッショナリズムの偉大さを証明している。また厳しい戦いになるだろうね。チャンピオンズリーグを戦う時はいつも、トップクラスのディフェンダーと対戦することになる。それは僕にとっての挑戦だ。得点を挙げ、少しでもチームに貢献できるようにしたい。

　確かに、先週は良い戦いだった。我々が得点するチャンスは間違いなくあったと思う。もっと上手くいくはずだった。このポジティブな気持ちを明日に繋げ、チャンスが来た時に決められるようにしたい」

　現在グループDは、守田英正が在籍する首位スポルティングを、トッテナムとフランクフルトが勝点２差、マルセイユが３差で追う大混戦となっている。長谷部と、日本代表でも頭角を現わしている鎌田大地を擁するドイツの雄は、白熱の一戦を制し、16強入りへ一歩近付けるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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