「解き放たれたかのように輝いた」EL先発の冨安健洋に英国人記者が賛辞!「ただ、残念だったのは…」【現地発】

2022年10月08日 スティーブ・マッケンジー

1年前と比べると、信じられない状況

ELボデ/グリムト戦で好パフォーマンスを披露した冨安。(C)Getty Images

 アーセナルのトミヤス(冨安健洋)は10月6日に行なわれた、ヨーロッパリーグ(EL)・グループステージ第3節のボデ/グリムト戦で先発フル出場を果たし、3-0の快勝に貢献した。

 今シーズンのトミヤスは、このELが主戦場となっている。1年前と比べると、信じられない状況だ。アーセナルに加入したばかりにもかかわらず、彼は右SBの不動のレギュラーだった。それが、今ではプレミアリーグでは一度も先発していない。

 ボデ/グリムト戦では主戦場の右SBで先発。左SBのキーラン・ティアニーが攻撃参加の自由を与えられていたようで、その分、トミヤスは攻撃よりも守備に重きを置かなければならなかった。

 とはいえ、実力差は明らかで、ディフェンスで手を焼く場面はほとんどなかった。そのため、試合が進むにつれて、ピッチの至るところに顔を出し、解き放たれたかのように、攻撃的なプレーを披露。輝きを放っていた。
 
 彼は再びレギュラーとしてプレーできるところを証明しようと必死だった。ただ、残念だったのは、良いパフォーマンスを見せたとはいえ、守備での見せ場はやってこなかったことだ。アーセナルにとっては快適な勝利すぎた。

 70分にティアニーに代わってベン・ホワイトが投入されると、トミヤスは左SBに移行した。この多才さはアーセナルにとって不可欠だ。ただ、このまま便利屋のような扱いで終わってほしくない。トミヤスはアーセナルの右SBに相応しい攻守両面での実力を備えているのだから。

文●スティーブ・マッケンジー(サッカーダイジェスト・ヨーロッパ)

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