【J1採点&寸評】横浜0-2G大阪|圧巻プレーの“帰ってきたエース”をMOMに! マリノスは右サイドの連係が光ったが…

2022年10月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

横浜――“優勝”の重圧を感じさせない動きを見せたが…

【警告】横浜=なし G大阪=ダワン(30分)、ファン・アラーノ(44分)、食野(86分)【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】宇佐美貴史(G大阪)

[J1第32節] 横浜0-2G大阪/10月8日/日産スタジアム

【横浜|採点】
スタメン)
GK
高丘陽平 5.5
DF
小池龍太 5.5(76分OUT)
岩田智輝 5
エドゥアルド 5
永戸勝也 5
MF
渡辺皓太 5.5(76分OUT)
喜田拓也 5(64分OUT)
マルコス・ジュニオール 5.5(64分OUT)
FW
水沼宏太 5.5
アンデルソン・ロペス 4.5
エウベル 5.5(64分OUT)

途中出場)
MF
藤田譲瑠チマ 5(64分IN)
FW
西村拓真 5(64分IN)
FW
仲川輝人 5(64分IN)
DF
角田涼太朗 ―(76分IN)
FW
レオ・セアラ ―(76分IN)

監督)
ケヴィン・マスカット 5
 
【横浜|寸評】
 今節で勝利し、他会場の川崎が引き分け以下なら優勝が決まる横浜は、立ち上がりからその重圧がかかっていると感じさせない動きを見せ、敵陣内でボールを回しながら攻勢に出た。しかし、一瞬の隙を狙われ、8分にCKから失点する。前半のうちに追いつきたい横浜は両サイドから崩し、何度も相手ゴールを脅かすが、GK東口のビッグセーブもありゴールを奪えない。

 後半も横浜が攻め、G大阪が守る構図が続く。横浜は64分に3枚、76分に2枚と、全5枚の交代カードを使い切り、前線の枚数を増やすが、79分に2失点目を喫し、試合は終了。3年ぶりのリーグ制覇は次節以降に持ち越しとなった。

 前半は右ウイングの水沼、トップ下のM・ジュニオール、右SBの小池龍の連係が光り、ダイレクトパスから何度もチャンスを演出したが、得点にはつながらなかった。左SBの永戸は再三にわたってインナーラップし、積極的に攻撃参加したが、クロスの精度を欠いた。

 センターフォワードで先発したA・ロペスはポストプレーで貢献するも、日本代表経験のある昌子、三浦のディフェンスに苦しみ、なかなか良い形でシュートを打たしてもらえず沈黙した。

 得点を期待されて投入された仲川は、ドリブルで仕掛けて攻撃にアクセントを加えたが、「アグレッシブさが足りなかった」(マスカット監督)ように、西村とL・セアラは効果的なパスが引き出せず、前線で起点になれなかった。

取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定したこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

次ページG大阪――東口がファインセーブ連発

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事