昨年11月にリトアニアのスードゥバを退団以降、選手としては無所属の本田圭佑が10月３日、自身のツイッターを更新。マンチェスター・シティでゴールを量産している怪物FW、アーリング・ハーランドについて、次のように綴った。

「ハーランド。凄い選手というのは間違いないけど、メディアの評価の仕方がバカばっかりで呆れてくる。今のマンCがいかに凄いか、グラウディオラがいかに凄いか、オーナーがいかに金をかけてるか、全体が１つで繋がってるのにね」

　今夏にドルトムントからシティに加入したノルウェー代表FWは、プレミアリーグ８試合で３度のハットトリックを達成するなど、早くも14ゴールをマーク。驚異的なペースで得点を量産している。

　日本や海外のメディアが、この活躍を大々的に報じるなか、苦言を呈した格好だ。
 

　シティは2008年にUAE資本が買収して以降、莫大な資金力でスター選手や若手の有望株を次々に獲得し、ここ12年でプレミアリーグを６度制覇。とりわけ、ジョゼップ・グアルディオラ監督が就任以降の６シーズンは４度の戴冠と、圧倒的な力を見せている。

　昨シーズンは、純粋なCFを置かない試合が少なくなかったものの、リーグ最多の99ゴールを奪っての優勝。稀代の名将が、どこからでもチャンスを構築し、点の取れるチームを作り上げている。

　さらに、ケビン・デ・ブライネ、ベルナウド・シウバ、ジョアン・カンセロなど、一流のチャンスメーカーがずらりと揃う。本田は、ハーランドの能力に疑いはないものの、得点を取れる素地が出来上がっているという点を指摘したかったようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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