米MLSのインテル・マイアミに在籍している元アルゼンチン代表FWのゴンサロ・イグアインが、今シーズン限りでの現役引退を発表した。

　元イングランド代表のデイビッド・ベッカム氏がオーナーを務めるクラブが10月３日にリリースした。

　現在34歳のストライカーは母国の名門リーベルでプロキャリアをスタートさせ、レアル・マドリーをはじめ、ナポリ、ユベントス、ミラン、チェルシーと各国のビッグクラブでプレー。2020年９月からインテル・マイアミに在籍している。

　クラブキャリアでは通算708試合に出場し、333ゴールを奪取。09年に初キャップを飾ったアルゼンチン代表では、10年の南アフリカ大会から３大会連続でワールドカップに出場。75試合で31ゴールを挙げている。

　インテル・マイアミは残り２試合で、現在イースタンカンファレンスの７位。７位以上が進出するプレーオフに進めば、引退が少し延びることになる。
 

『ESPN』によれば、イグアインは３日の会見で、「僕の最大のモチベーションは、チームメイトを助けることだ」と語り、こう述べている。

「チームメイトに与えられる最高のプレゼントは、彼らと一緒にチャンピオンとして引退することだと思う。これは、選手だけでなく、フィジオスタッフ、兄弟や家族、そして全員のためでもある」

　さらに、「引退に値するように、ここでチャンピオンとして引退したい。それはとても特別な夢になるだろう。２試合が残っているので、ファンがスタジアムに来て満員になるのを本当に望んでいる。プレーオフに出れば話は別で、僕の夢はチームメイト全員と共にチャンピオンとして引退することだ」

　今シーズンも強烈なFK弾で話題をさらうなど、14ゴールと健在ぶりを見せつけているイグアイン。稀代の点取り屋のラストダンスに注目したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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