「あ然とした」「休ませたのに…」米国の至宝プリシック、日本戦を前にトゥヘルに関する大胆告白!指示無視で生まれたゴールも

2022年09月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

優勝したシーズンのCLでのエピソードを披露

トゥヘル前監督(右)に不満を覗かせたプリシック(左)。(C)Getty Images

 選手との関係性の問題も指摘されるなか、トーマス・トゥヘルは今月7日にチェルシーの監督を解任された。そのチェルシーで10番を背負うクリスティアン・プリシックは、不仲を裏付けるような大胆な告白をした。英紙『Daily Mail』が伝えている。

 今月18日に24歳の誕生日を迎えたアメリカ代表MFは、チェルシー在籍4年を数え、一昨シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)制覇にも貢献。ただ、その際はレアル・マドリーとぶつかった準決勝第1レグで貴重な先制点を挙げるも、同第2レグと、決勝のマンチェスター・シティ戦ではいずれも先発を外れ、やや消化不良に終わっていた。

 プリシックは来月18日に発売される自叙伝『Christian Pulisic: My Journey So Far』で当時を振り返り、「あの試合前の出来事は非常に残念だった」と、印象的なエピソードを明かしている。

「(マドリーとの)ファーストレグでの僕のパフォーマンスはとても良かった。次の試合はリーグ戦のフルアム戦だったんだけど、トゥヘルはセカンドレグに向けて僕を休ませると言い、その結果、フルアム戦では1分もプレーできなかった。

 そうしたらセカンドレグの試合当日、トゥヘルは気が変わってカイ(・ハベルツ)で行くと言ったんだ。正直、あ然としたし、とても残念だった。先発を勝ち取ったと思ったし、何より彼は以前から先発を確約してくれていたからね。だから、残り25分くらいで投入されたときには、もう気が動転していたんだ」
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 また、アントニオ・リュディガーのアシストから決めたマドリー戦での先制点も回想。指揮官の指示を受け入れていたら、第1レグでのゴールは生まれなかったと証言している。

「リュディガーがボールを持ったとき、前にロングパスを出そうとしているのが見えて、バックラインの裏に入ろうと走り出したんだ。そうしたら、トゥヘルがサイドラインから『クリスティアン、ポケットにいろ。走るな!』と叫んでいるのが聞こえた。だけどスペースを見つけ、パスの受け手になれる気がして、そのまま走り続けたんだ」

 アメリカサッカーの最高傑作と称される逸材は心機一転、グレアム・ポッター新監督の下でその才能を最大限に発揮できるか。23日に行なわれる日本代表との強化試合、そしてカタール・ワールドカップでのパフォーマンスにも注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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