【森保ジャパン最新序列】ワールドカップ本大会へのサバイバル。大迫不在のCFや中盤などでアピールするのは?

2022年09月16日 本田健介(サッカーダイジェスト)

板倉、浅野も負傷で不参加

ドイツ遠征に臨む森保ジャパン。アメリカとエクアドルと対戦する。

 11月23日にカタール・ワールドカップの初戦、ドイツ戦を控える日本代表が、直前合宿を除く最後の強化の場としてドイツ遠征へと臨む。9月23日にはアメリカ、27日にはエクアドルと対戦するなか、森保一監督は30人のメンバーを招集。怪我の影響で大迫勇也、浅野拓磨、板倉滉らが不参加となったが、本大会へアピールするのは誰か? 現状では読み切れない部分は多いが、この段階での序列を考えてみる。

【GK】
◎権田修一(清水)
△シュミット・ダニエル(シント=トロイデン/ベルギー)
△川島永嗣(ストラスブール/フランス)
△谷 晃生(湘南)

◎=レギュラー候補 〇=有力 △=バックアッパー

 4人体制で臨む今シリーズでも、守護神は従来通り権田が担う可能性が高そう。ただベテランの川島は貴重な存在で、シュミットもアピールに燃えているはず。21歳の谷も活動に参加する経験だけでなく、ピッチ上でのチャンスを得られるか注目だ。
 
【CB】
◎吉田麻也(シャルケ/ドイツ)
◎冨安健洋(アーセナル/イングランド)
○谷口彰悟(川崎)
〇瀬古歩夢(グラスホッパー/スイス)

◎=レギュラー候補 〇=有力 △=バックアッパー

 評価を上げていた板倉がトレーニング中に左膝内側靭帯の部分断裂の怪我を負うアクシデント。一方、負傷で代表のピッチから遠ざかっていた冨安が改めて復帰を果たした。アーセナルでは右SBを担うも、代表ではキャプテンの吉田とのコンビを復活させるか。

 Jリーグ2連覇中の川崎で頼れるキャプテンとしてチームを引っ張る谷口も森保ジャパンの常連となっており、キッチリ計算の立つ存在だ。そして指揮官はスイスのグラスホッパーで成長する22歳の瀬古も招集。彼を試す機会も訪れるか。また以前の強化試合では左SBで起用した伊藤をCBに回す選択肢もあるのかもしれない。

【SB】
〇長友佑都(FC東京)
〇酒井宏樹(浦和)
〇山根視来(川崎)
〇中山雄太(ハダースフィールド/イングランド)
〇伊藤洋輝(シュツットガルト/ドイツ)

◎=レギュラー候補 〇=有力 △=バックアッパー

 基本的には左に長友、中山、伊藤、右に酒井、山根の振り分けになるはずだが、6月の強化試合に続き長友を右に回す形も見られるかもしれない。

 ただ「◎」を誰にも付けなかったのは、激しいレギュラー争いが行なわれそうだから。以前は長友、酒井が序列の一番手だったが、酒井は負傷明けで、左サイドも中山、伊藤の突き上げが光る。山根を含めて誰が結果を残すのか、楽しみなポジションである。
 

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