【J1採点&寸評】浦和0-1C大阪|試合巧者ぶりの際立つゲーム運び! コンパクトさを保ったダブルボランチを高評価

2022年09月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

浦和――指揮官の策は完全な裏目に…

【警告】浦和=A・シャルク(15分) C大阪=なし【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】奥埜博亮(C大阪)

[J1第26節] 浦和0-1C大阪/9月14日/埼玉スタジアム2002

【浦和|採点】
スタメン)
GK
西川周作 6
DF
宮本優太 4(HT OUT)
アレクサンダー・ショルツ 6.5
知念哲矢 5
明本考浩 5
MF
関根貴大 5(HT OUT)
伊藤敦樹 5.5(81分OUT)
岩尾 憲 6
アレックス・シャルク 4.5(HT OUT)
FW
松尾佑介 5
大久保智明 5

途中出場)
DF
酒井宏樹 5(HT IN)
MF
ダヴィド・モーベルグ 4.5(HT IN)
FW
小泉佳穂 5(HT IN)
FW
江坂 任 ―(81分IN)

監督)
リカルド・ロドリゲス 4
 
【浦和|寸評】
 C大阪の強固な守備ブロックへの対策として、攻撃時に松尾が、相手CBとダブルボランチのあいだにできる四角形の中に下り、俯瞰すると中盤がダイヤモンド型になるようにして、相手のあいだに立つことを強く意識した。しかし、背後へ抜け出す良さのある松尾をそのように起用したことで、相手の最終ラインを押し下げることができなかった。むしろ相手のコンパクトな陣形に押しつぶされる形になり、リカルド・ロドリゲス監督の策は完全な裏目に。

 失点場面では、宮本が自身のファウルで相手に与えたFKで、クイックで再開して下さいとばかりにボールを置いた場面から、戻り切れずにクロスを入れられてネットを揺らされた。プロの試合でやっていいプレーではなかった。

 後半から出場の3選手は離脱からの復帰だが、コンディションが整っていなかった。プレーの質が低く、高い採点はできないが、それ以上に起用した監督の責任がクローズアップされるべきと言えるだろう。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定したこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 

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