【J1速報】名古屋は楢崎が「600試合出場達成」も、まさかの3失点で敗戦。柏はエース工藤が2発と躍動

2015年10月03日 サッカーダイジェスト編集部

最後は“途中出場コンビ”の一撃で柏が快勝。名古屋は闘莉王のFW起用が実らず。

柏戦にフル出場した名古屋の楢崎。前人未到の600試合出場を達成するも、柏に3ゴールを奪われて敗れた。写真:田中研治

 J1リーグ第2ステージ・13節の柏対名古屋戦が10月3日、日立柏サッカー場で行なわれ、名古屋のGK楢﨑がプロ21年目で史上最多600試合出場を達成(矢野も300試合出場を達成)。試合は3-1でホームの柏が勝利を収めた。
 
 試合が動いたのは12分。左サイドから崩した柏は大谷の縦パスに反応した工藤が間髪入れずに左足を一閃。シュートはバーに当たりながらもゴールに吸い込まれ、GK楢﨑が一歩も動けない"パーフェクト・ゴール"で柏が先制した。
 
 闘莉王を2試合続けてFW起用した名古屋は、先制された直後の16分、カウンターからその闘莉王が最終ラインを突破。エリア内に侵入してラストパスを送ると、タイミング良く中央に走り込んだ野田は、ブロックに入ったDFの足を意識したやや浮かせるシュートで同点弾を決めた。
 
 その後はともに決定打を欠く展開が続くも、41分にエドゥアルドが小川と矢野の間にスルーパスを通し、フリーで抜け出した輪湖が中央へクロス。中央で待ち構えていた工藤が牟田のマークを外し、ヘディングシュートを叩き込んで柏が再びリードした。
 
 後半に入るとホームの柏が続けざまにゴールへ迫るなか、1点を追いかける名古屋は62分、望月に代えて川又を投入。前線の基準点を増やし、西野監督は「攻撃」のメッセージを鮮明に打ち出すも、思うようにチャンスを作り出せない。
 
 すると80分、名古屋は野田に代えて田鍋を入れ、81分に柏は武富に代えて大津をピッチへ送り込む。じりじりと名古屋が攻勢を強めて迎えた84分、ラインぎりぎりで中央を抜け出した闘莉王が左足を振り抜くも、ボールは右ポストに当たってゴールには至らない。
 
 耐え続けた柏は89分、途中出場の大津がドリブルで局面を打開すると、こちらも途中出場の中川が今季初ゴールとなるダメ押し弾。4分のロスタイムは柏の攻撃で時間が経過し、ホームチームが勝点3をもぎ取り、名古屋は連勝を逃した。
 
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