「信じられない!」CL初戦に敗れたチェルシー、トゥヘルもがっくり! OBのジョー・コールは失点場面のDF2人を辛辣批判「めちゃくちゃだ」

2022年09月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

「自分たちがいたい場所にいない」

さすがのトゥヘル監督もがっくりと失望を露わに。 (C)Getty Images

 現地時間9月6日、2022-23シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)が開幕。グループEに属するプレミアリーグのチェルシーはクロアチアのディナモ・ザグレブと対戦し、0-1で敗れた。トーマス・トゥヘル監督の就任から100試合目というメモリアルな一戦を、白星で飾ることはできなかった。

 2021年1月にチェルシーの指揮官に就任したトゥヘルは、その年にCLを制覇。しかし昨シーズンは終盤で勝点の取りこぼしや敗戦も目立ち、リーグでは3位。さらに今シーズンも開幕から6試合を終えて3勝1分2敗の6位と、好調な滑り出しとは言えない状況となっている。

 D・ザグレブ戦後、トゥヘル監督は記者会見で「私自身に怒っているし、我々のパフォーマンスにも怒っている。正確さが足りないし、ボールに対するアグレッシブさも足りなければ決定力も不足している。個々としての能力も、チームとしての能力も足りない」と吐露した。

「絶好調な選手は、それほど多くない。その理由や解決策を見つけるのは私の役目だ。明らかに個々の選手が不調で、今日のパフォーマンスがどこに由来するのか分からない。ハングリー精神の欠如、そしてインテンシティの欠如。私たちは明らかに、自分たちがいたい場所にはいない」
【動画】DF2人で挟みながらも被弾。敗戦を喫したチェルシーのまさかの失点シーンをチェック
 そして、英スポーツチャンネル『BT Sports』でこの試合の解説を担当していたチェルシーOBの元イングランド代表ジョー・コールは怒りを露わに。特にこの試合で唯一のゴールとなった12分の失点のシーンに言及し、DFカリドゥ・クリバリとウェスレイ・フォファナの対応を「信じられない!」と辛らつに皮肉った。

「マテオ・コバチッチとメイソン・マウントの中盤のペアはバランスが取れていると話していたが、今回はそうではなかったとしか言いようがない。それに、(失点の場面では)クリバリの危機察知が遅い。ボールが出てきたらアタッカーを捕まえなければならないし、何ならファウルで倒すべきだった。反対側にいたフォファナも同じ対応をすべきだった。あれは相手のセンターフォワードをただただ走らせ、ゴール前まで併走しているだけだ。危機感が足りないし、ポジショニングもめちゃくちゃだった」

 現在のチェルシー陣営は補強に積極的に乗り出したものの、主軸のエヌゴロ・カンテを負傷で欠き、充実しているとは言えない状況だ。この悪い流れを断ち切りたいが、トゥヘル監督は「私たちは大きな問題を抱えている」と苦悩しているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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