U-19日本代表を“世界一”に導けるか。山根陸がU-20アジア杯予選に自信「常に成長を求めてやるだけ」

2022年09月05日 手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

プレッシャーから逃げるのではなく、しっかりと受け止める

U-19日本代表の山根がU-20アジアカップウズベキスタン予選に向け、自信を示した。(C)SOCCER DIGEST

「試合を重ねるごとにまだまだな部分が明確になってきた。もっとやらなきゃ、というのが大きいです」

 プロ1年目の今季、ここまでJ1で11試合に出場。それでも、横浜F・マリノスに所属するU-19日本代表のMF山根陸は、自身の現状に決して満足していなかった。

 来年行なわれるU-20ワールドカップのアジア1次予選を兼ねた、U-20アジアカップウズベキスタン予選に臨むU-19代表は、大会の開催地であるラオスへの移動前、国内で4日間のキャンプを実施。9月4日に初日を迎えた。

 直前まで降っていた雨は、練習が開始されるころには止んだが、じめじめとした蒸し暑さが残るなか、選手たちはシュート練習やパス回しなどで汗を流した。
 
 初日の練習後、「普段から良い練習ができているので、いつも通りのコンディションでできている」と満足気な表情を浮かべた山根は、横浜の下部組織出身。今季トップチームへの昇格を果たした。

「チームでもっと試合時間を掴まないといけないというのは、自分でも感じています。プロはユースの時とは違って試合の重みだったり、何より結果を求められる世界。プレッシャーがあるなかでやるのは、自分の成長につながると思っています」

 プロの舞台に身を置くなかで、「緊張感はまだある」という山根だが、そのプレッシャーから逃げるのではなく、しっかりと受け止めている。

 それは今回のU-19代表での活動でもそうだ。強い精神力で同世代との競争を勝ち抜き、そしてチームを世界一に導くという自身の目標に迷いはない。

「自チームでやっていることをしっかり出せれば、(代表でも)自分のプレーは出せるという自信はあります。自分はまだアジア予選を体験したことはないですが、アジアというのは難しい戦いになるのは間違いありません。そのなかで常に成長を求めてやるだけなので、U-20ワールドカップで世界一を取るという目標に向けて、1試合1試合を大事に戦っていきます」

 日本は12日に大会初戦でラオス、14日にグアム、16日にパレスチナ、18日にイエメンと対戦する。

取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

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