【J1展望】2ndステージ・13節|広島 – FC東京|年間1位・3位の直接対決。チャンピオンシップの行方を左右する重要な一戦に

2015年10月02日 サッカーダイジェスト編集部

広島――主力ふたりが離脱も、清水らコンディションは良い。

故障者/広島=森﨑浩、柏、川﨑 FC東京=権田、圍、石川、佐々木
出場停止/広島=なし FC東京=サンダサ

J1リーグ 2ndステージ・13
サンフレッチェ広島 - FC東京
10月3日(土)/19:00/エディオンスタジアム広島
 
サンフレッチェ広島
2ndステージ成績(12節終了時):1位 勝点28 9勝1分2敗 33得点・12失点
年間成績(28試合終了時):2位 勝点62 19勝5分5敗 62得点・28失点

【最新チーム事情】
●柏、森﨑浩が負傷離脱。
●浅野が史上初の途中出場での二桁得点まであと2点。
●柴﨑が練習でも好調ぶりをアピール。
●柏離脱後の左WBは清水が有力だが、山岸起用の線も。
 
【担当記者の視点】
 今週の練習で激震が走った。29日に柏が左膝内側側副靱帯を損傷(全治4週間)。今季ここまで圧巻の活躍を見せていたJを代表するドリブラーの離脱は、ステージ優勝を目指すチームにとって大いなる痛手だ。前節・清水戦の練習前に内転筋を痛めた森﨑浩とともに、主力ふたりの離脱は厳しい。
 
 柏がプレーしていた左サイドには誰が入るのか。最近は守備面で大きな成長を見せ、スピードと運動量でチームに活力を入れる清水が練習では起用されており、第1候補であることは間違いない。ただ、今季はなかなかチャンスを得られていないものの、クオリティの高さは健在のベテラン・山岸の状態も悪くない。練習でも主力組でプレーすることもあり、彼を先発で起用する可能性もある。
 
 また、木曜日の紅白戦では柴﨑が2得点を決めるなど、好調をアピール。「まだまだゴール前での精度が低い」と語るものの、自らの状態に対して手応えを掴んでいるのか、表情は明るい。守備を固めた相手に対して知性と精度で勝負するテクニシャンの復活は、広島にとっては朗報だろう。
 
 他にも、J1通算得点記録を狙う佐藤、史上初の途中出場によるふた桁得点が視野に入った浅野、16得点・7アシストと「シーズン10得点・10アシスト」達成も可能なドウグラスと、大きな記録をそれぞれ目前としているFW陣にとっても、柴﨑の存在は大きい。

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