【J1展望】2ndステージ・13節|柏 – 名古屋|楢﨑の通算600試合出場が懸かるメモリアルゲーム。ホームの柏は攻撃の停滞ムードを払拭できるか?

2015年10月02日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

柏――ゴールを奪う意識を強く持って攻撃へ。

故障者/柏=なし 名古屋=永井、ダニルソン、ノヴァコヴィッチ、小屋松、青木、L・ドミンゲス、グスタボ
出場停止/柏=なし 出場停止/名古屋=磯村

J1リーグ 2ndステージ・13
柏レイソル – 名古屋グランパス
10月3日(土)/19:00/日立柏サッカー場
 
柏レイソル
2ndステージ成績(12節終了時):7位 勝点20 6勝2分4敗 15得点・12失点
年間成績(29試合終了時):10位 勝点38 10勝8分11敗 37得点・37失点
 
【最新チーム事情】
●3月から戦列を離れていた増嶋が全体合流を果たす。
●大津が水曜日の紅白戦で2ゴールの活躍を見せるなど好調をアピール。
●キム・チャンスがワールドカップ予選クウェート戦に臨む韓国代表に招集。
 
【担当記者の視点】
 前節のG大阪戦の敗戦により、残り5試合で首位の広島とは勝点差8と、第2ステージ優勝の可能性が極めて低くなってしまった。
 
 直近の4試合で2敗2分。夏場に見せていた勢いに陰りが見られる原因は、第1ステージの勝てなかった時期にも頻繁に見られていた「ボールを回すだけでゴールを奪う迫力に欠ける」という悪癖が、ここにきて再び顔を覗かせているからだ。
 
 シュートを打てる場面で打たず、サイドの高い位置を取ってもクロスを入れない。そこでボールを戻し、攻撃の再構築を図る局面でパス交換にミスが生じてカウンターを浴びるという悪循環……。状況を打破するには、もっとゴールを奪う迫力を持って攻撃を仕掛ける必要がある。それは今節に限ったことではなく、柏が改善しなければならない大きな課題だ。

次ページ名古屋――闘莉王のFW起用は継続の見込み。

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