【ACL準決勝】G大阪×広州恒大|オウンゴールで先制するも、猛攻を受けてアウェーで逆転負け

2015年09月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

アウェーゴールを決める最低限の結果は残した。

精彩を欠いた宇佐美は74分に交代。チャンスに絡めないまま、ピッチを後にした。

 アジア・チャンピオンズリーグの準決勝、G大阪対広州恒大の第1戦が広州天河体育中心体育場で行なわれ、1-2でG大阪が敗れた。
 
 試合は広州恒大がポゼッションで優位に立ち、G大阪が受けに回る形で進んだ。リカルド・グラル、パウリーニョといったタレントを起点に攻撃を組み立てる広州恒大は、6分に右サイドからの折り返しに合わせたジョン・ロンがファーストシュートを放つ。以降も人数をかけたダイナミックな攻撃で、G大阪に圧力をかけた。
 
 しかし、この攻勢に耐えたG大阪が、最初の決定機をものにする。11分に右サイドを抜け出した阿部がクロスを送ると、パトリックと競り合った相手DFに当たってオウンゴールに。幸先良くG大阪が先制に成功した。
 
 とはいえ、試合のペースは変わらない。むしろ、広州恒大がホームの大歓声を受けてギアを上げ、一層攻勢を強めた。すると35分。最終ラインの裏に抜け出したフアン・ボーウェンが鮮やかにボレーを叩き込み、ゲームを振り出しに戻す。
 
 1-1で折り返した後半も、広州恒大が試合の主導権を握った。56分にはCKから決定的なチャンスを作り、そのセカンドボールを拾って2次攻撃へ。左サイドのエウケソンのクロスをジョン・ジーがヘッドで合わせ、57分に追加点をねじ込んだ。
 
 その後は両チームともに運動量が落ち、中盤が間延びする大味な展開になる。試合終盤は、ともに決定的と言えるチャンスを作れないまま、終了の笛を聞いた。
 
 G大阪は1-2で敗れたものの、アウェーゴールを決める最低限の結果は残した。CB丹羽の出場停止が明ける第2戦では、1-0での勝利でも決勝への切符を掴むことになる。
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