現地時間８月27日に行なわれたプレミアリーグ第４節で、冨安健洋の所属するアーセナルは、昇格組のフルアムとホームで対戦。今シーズンいまだに先発のない冨安は、この一戦でもベンチスタートとなった。

　開幕から３連勝中のアーセナルは15分、ウーデゴーのクロスにファーで反応したガブリエウ・ジェズスが落とし、ジャカがボレーで合わせるが、枠を捉えられない。

　なおも押し込むホームチームは、33分にサカが抜け出し、巧みな切り返しから左足でシュート。しかし、昨シーズンまでチームメイトだったGKレノのビッグセーブに阻まれる。

　チャンスをモノにできずにいると、後半に入って56分に痛恨のミスから先制を許す。ガブリエウ・マガリャンイスが相手エースのミトロビッチに自陣ペナルティエリア内でボールを奪われ、そのまま押し込まれた。昨シーズンに44試合・43ゴールを挙げて昇格の立役者となったセルビア代表FWは、開幕から４戦４発となった。
 

　必死の反撃に出るアーセナルは64分、サカからエリア手前でパスを受けたウーデゴーがネットを揺らし、すぐさま同点に追いつく。今シーズンからキャプテンに就任したノルウェー代表MFも２戦連発となった。

　そして86分に勝ち越し点をゲット。CKからゴール前で混戦となり、最後はガブリエウが押し込んだ。ブラジル人DFは失点に絡んだミスを、見事にゴールで取り戻して見せた。

　直後にはG・ジェズスに代えて冨安を投入。日本代表DFは左SBに入った。その後、フルアムに危ない場面を作られたものの、守護神ラムスデイルの好守や冨安の身体を張った守備で、２―１で逃げ切りに成功。岩渕真奈らクラブの女子チームがスタンドで見守るなか、逆転勝利で開幕４連勝を飾った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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