トッテナムのアントニオ・コンテ監督が、８月28日に行なわれるノッティンガム・フォレスト戦（プレミアリーグ第４節）を前に取材に対応。度を越えた過密日程に苦言を呈した。英紙『Daily Mail』が伝えている。

　３年ぶりにチャンピオンズリーグを戦うトッテナムは、プレミアリーグと２つの国内カップ戦を合わせ、計４つの大会に参戦。フォレスト戦から来月の代表ウィークによる一時中断までに、21日間で７試合が組み込まれている。

　コンテ監督は、「試合の後、全ての選手の疲労や怪我の状況をチェックしなければならないだろう。１人の選手に7試合すべてに出ろと言うのは不可能だ」と言い、選手起用に慎重な姿勢を見せている。

「私はマジシャンではない！いつも同じ選手を起用できると考えるのはおかしい。今回の移籍市場での目標は、４つのコンペティションを戦うので、レベルを落とさずにローテーションを組めるよう、チーム力を底上げすることだった。それはとても重要だ」
【動画】コンテ＆トゥヘルがガチンコ握手→衝突の問題シーンをチェック！ 試合中の"第１ラウンド"も

　昨シーズンは23ゴールを挙げ、アジア人初のプレミアリーグ得点王に輝いたソン・フンミンは、今季はいまだノーゴールだ。しかし、イタリア人指揮官の厚い信頼は全く変わらない。

「心配していない。ソニーはいいプレーをしている。点を取っていないが、そういうこともあり得る。昨シーズンのハリー・ケインもそうだった。ハリーはすでに２点を奪っているし、私たちはハッピーだ」

　４足の草鞋を履くトッテナムは苦しい夏を乗り越え、今シーズンこそ2007-08シーズン以来のタイトルを掴めるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【PHOTO】2022年夏に欧州で新天地を求めたサムライたち

【PHOTO】「美人すぎる」、「セクシーすぎる」フットボーラーの妻＆恋人たち